レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.07.27 14:36
更新日: 2016.07.27 14:41

「これじゃロシアンルーレット」ウェーバーとロッテラーがWECバーチャルSCに懸念

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | 「これじゃロシアンルーレット」ウェーバーとロッテラーがWECバーチャルSCに懸念

 ポルシェ・チームのエースであるマーク・ウェーバーと、アウディスポーツ・チームヨーストのエース、アンドレ・ロッテラーは、先の週末に開催された世界スポーツカー耐久選手権(WEC)の第4戦ニュルブルクリンクで、『フルコースイエロー』導入時のバーチャル・セーフティカー(VSC)手順の渦中に置かれた。

 現世界王者であり、元F1ドライバーでもあるウェーバーは、F1と同様の80km/h制限ではなく、『スローゾーン』と呼ばれる60km/hに制限された区間も持つWECのシステムは「宝くじのようなものだ」と表現した。

「フルコースイエローを実施するには、まだいくつかの改善作業をする必要がある。それは現時点では、少なからず”ロシアン・ルーレット”のようなものだと言わざるをえない」

「レースに少し混乱を招いた要因であるように感じたし、フルコースイエローの瞬間には、規則の80km/hではなく、目の前のマシンが60km/hで走っていたから、かなりの時間を失った」と、ウェーバー。

アウディスポーツ・チームヨースト7号車とポルシェチーム1号車
アウディスポーツ・チームヨースト7号車とポルシェチーム1号車

 それに対し、ロッテラーは次のように付け加えた。

「僕もマークに同意する。こういうハイレベルな状況でレースが進んでいる場合、このフルコースイエローの仕組みはロシアン・ルーレットのように感じるね」

「つまり、彼らはレースを破壊している。だから、僕らは一度座って、それについて話をする必要があるだろう」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース