ブランパンGTシリーズを運営するSROモータースポーツグループは2月21日、同シリーズ初の公式ゲーム『アセットコルサ・コンペティツィオーネ（Assetto Corsa Competizione）』を2018年夏にリリースすると発表した。
イタリアのクノス・シムラツィオーニが開発したアセットコルサは、2014年にリリースされたウインドウズPC用レースシミュレーションゲーム。
豊富な収録車種と美しいグラフィック、サウンド、天候変化などにも対応するリアルな挙動などで人気を博している同ソフトは現在、北米版となるがプレイステーション4、Xbox Oneでもプレイすることが可能だ。
ブランパンGTシリーズの世界観が収録される『アセットコルサ・コンペティツィオーネ』では本作の魅力であるリアルさをさらに追及。
2018年のスプリントカップとエンデュランスカップに参戦するすべてのマニュファクチャラーのGT3マシンをドライブすることができるほか、クルマやサーキット、風景のグラフィックだけでなく、ピットストップ時のメカニックやドライバーの動きまで忠実に再現するという。
また、ブランパンGTシリーズ内に組み込まれるトタル・スパ24時間でたびたびレースの勝敗を左右してきた“スパウェザー”を再現する、よりダイナミックな天候変化システムも搭載される。
レースモードはオンライン対戦、キャリアモード、チャンピオンシップ、フリープレイが用意され、幅広いプレイスタイルをカバー。この内、オンライン対戦ではプレイヤーの実力に合わせて同レベルの対戦相手を自動的に見つけるマッチメイキング機能も備わる予定だ。
「シム・レーシングは、近年重要な市場となっており、我々はこの分野に高い関心を寄せている」と語るのはSROのステファン・ラテルCEO。
「アセットコルサ・コンペティツィオーネは非常に高い水準を誇るシミュレーションだ。ブランパンGTシリーズのファンは、自らがドライバーとなって自分の好きなトラックでレースを楽しむ機会を得ることになる」
「また、同作のリリースによって、すでにモータースポーツとの緊密な相乗効果を示しているゲームの世界から、また新たなファンがシリーズと接触することになるだろう。これはエキサイティングなプロジェクトであり、完成した製品のテストが待ちきれないよ」
ヨーロッパにおけるGT3レースの最高峰に位置づけられるブランパンGTシリーズ初の公式ゲーム『アセットコルサ・コンペティツィオーネ』は、2018年夏にゲームプラットフォーム、Steam（http://store.steampowered.com/app/805550/Assetto_Corsa_Competizione/）に登場する予定だ。
