鈴木代表のあいさつに続いて、これまで正式には発表されていなかったドライバーラインアップが発表された。ブランパンGTアジアのGT4カテゴリーは、ドライバーカテゴライズでアマチュアに該当する“ブロンズ”しか起用することはできないが、それでも非常に強力なラインアップが組まれた。
1台は、木下隆之と砂子塾長という大ベテランコンビ。実績としてはブロンズではないが、近年のレース成績や50歳を越えるとランクがひとつ下げられることもあり、GT4では“反則級”のコンビとなった。もう1台は、ビジネスマンでもある浦田健と、イバン・チンというふたりがドライブする。
また、カラーリングは2017年のM6 GT3にも採用された、芸術家フランク・ステラのアートカーの模様を踏襲。これにMストライプが入る美しいものとなった。
「モータースポーツに精通している人ほど、今後のGT4カテゴリーの躍進はご同意いただけると思いますが、それでもまだまだアジア、そして我が日本では聞き慣れないカテゴリーのGT4だと思います」と鈴木代表。
「しかし、まるで1980年代後半の世界中が熱狂したDTMドイツツーリングカー選手権のときと同じく、ほぼ市販車と同じスタイルのレーシングカーは、よりたくさんのお客様を惹き込む魅力にあふれていると信じてやみません」とGT4カテゴリーの発展を予測する。
今季のブランパンGTシリーズ・アジア全体のなかでも注目の存在になるのは間違いないBMW Team Studie。美しいカラーリングのM4 GT4が、シリーズを大いに盛り上げそうだ。