ブランパンGTシリーズ/インターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として開催された第69回トタル・スパ24時間は31日チェッカーを迎え、ローヴェ・レーシングのアレキサンダー・シムス/フィリップ・エング/マキシム・マルタン組99号車BMW M6 GT3が優勝を飾った。
GT3カーのレースとして世界最大級とも言える伝統のスパ24時間。予選スーパーポールではメルセデスベンツAMG GT3勢が上位を占める結果となったが、その後スチュワードから「エンジンの点火タイミングがホモロゲーションされていたものではない」という裁定が下され、メルセデス勢の6台にスーパーポールでのタイム抹消、さらにレースでのストップ&ゴー・ペナルティが課されるといういきなりの波乱となった。
これでポールポジションはWRTの28号車アウディR8 LMSとなり、決勝レース序盤は28号車アウディを中心とした上位争いが展開されていくが、ケメルストレートで発生したクラッシュの処理のために最初のセーフティカーが導入されると、ピットストップを選択したチームとステイしたチームで戦略が分かれ、多数のリードチェンジを生んでいった。
そんななか、上位争いは99号車BMWとアウディスポーツ・チーム・フェニックスの6号車アウディ、WRTの1号車アウディが続く展開に。28号車はエミール・フレイ・ジャガーとの接触で遅れるも、その後リカバリーを果たした。
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