LMP2クラスはレース中盤からトップに浮上したGドライブ・レーシングの26号車オレカ07・ギブソン(ロマン・ルシノフ/ジャン-エリック・ベルニュ/アンドレア・ピッツィオーラ組)が2年連続優勝。
ジャッキー・チェン・DCレーシングの38号車オレカがクラス2位、ポールポジションからスタートするもターン1でのオーバーシュートにより一転してクラス最後尾へ落ちたシグナテック・アルピーヌ・マットムート、36号車アルピーヌA470・ギブソンが同3位となった。
このレースウイーク中、すべてのセッションで上位を争ってきたフォードとポルシェの対決が見られたLM-GTEプロクラスでは、2番手スタートのフォード・チップ・ガナッシ・チームUKの66号車フォードGT(ステファン・ミュッケ/オリビエ・プラ/ビリー・ジョンソン組)が、僚友がクラッシュを喫したオー・ルージュでレース終盤にライバルを交わし、そのままトップチェッカー。
クラス2位にポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR、同3位にAFコルセの71号車フェラーリ488 GTE EVOが入り3メーカーが表彰台を分け合っている。
LM-GTEアマクラスは、ファイナルラップまでアストンマーチン同士の首位争いが繰り広げられ、ワークス体制のアストンマーチン・レーシング、98号車アストンマーチン・ヴァンテージがカスタマーチームであるTFレーシングの90号車アストンマーチンの追撃を振り切って優勝。98号車のペドロ・ラミー、ポール・ダラ-ラナ、マティアス・ラウダ組が大会4連覇を達成した。
クラス3位表彰台は澤圭太を擁するクリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ488 GTEが獲得。石川資章率いるMRレーシングの70号車フェラーリはクラス5位でWECデビュー戦を終えている。
WEC次戦、第2戦ル・マン24時間レースは6月16~17日に決勝レースが行われる。