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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.06.04 12:21
更新日: 2018.06.05 13:54

WEC:アロンソ、ル・マンテストデー最速マーク。レベリオンがトヨタの1-2阻む

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ル・マン/WEC | WEC:アロンソ、ル・マンテストデー最速マーク。レベリオンがトヨタの1-2阻む

 6月3日、フランスのサルト・サーキットでWEC世界耐久選手権第2戦ル・マン24時間レースの事前テスト“ル・マンテストデー”が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ/ホセ-マリア・ロペス/アンソニー・デビッドソン)が午前と午後の両セッションでトップタイムをマークした。

 約2週間後に迫った伝統の耐久レース、ル・マン24時間の本戦に先駆けて行われたテストデーは9時~13時、14~18時の合計8時間の走行セッションが設けられた。
 
 いずれのセッションでもアクシデントによってたびたび赤旗や、コースの一部で80km/hに制限されるスローゾーン、セーフティカーが導入され、午前のセッションの終盤にはアストンマーチン・レーシングの95号車アストンマーチン・バンテージAMRがクラッシュを喫したことでバリアの修復が必要となり、約50分の走行時間を残してセッション終了となっている。
 
 そんなテストデーでベストタイムをマークしたのは“ルーキー”アロンソがドライブする8号車トヨタだった。今季トヨタ入りした2度のF1王者は午前のセッションで3分21秒468という全体トップタイムを記録していたが、午後はそこから約2.4秒のタイムアップを果たし3分19秒066をマーク。小林可夢偉がドライブし直前まで3分20秒008で暫定トップとなっていた7号車トヨタTS050ハイブリッドを上回ってみせた。
 
 この時点でタイムシートはトヨタのワン・ツーとなったが、その後、マティアス・ベッシェ駆るレベリオン・レーシングの3号車レベリオンR13が3分19秒680で総合2番手に割って入った。
 
 結局トップ3のタイムはこのまま変わらずにセッションは終了。例年、真の実力が見えづらいテストではあるが、LMP1プライベーターの中でもっともチーム力、マシンの戦闘力が高いとみられているレベリオンが、ワークスの牙城を一部崩す結果となっている。

 総合4番手はアンドレ・ロッテラーを擁すレベリオンの1号車レベリオンR13。これに元F1チャンピオンのジェンソン・バトンが加わったSMPレーシングの11号車BRエンジニアリングBR1・AER、僚友17号車BR1が続きここまでが3分21秒台に入った。
 
 総合7番手以下はバイコレス・レーシング・チーム、ドラゴンスピードが続き、開幕戦スパ・フランコルシャン6時間は資金面の問題からレースウイーク中の撤退を余儀なくされたCEFC TRSMレーシングの5号車、6号車ジネッタG60-LT-P1・メカクロームがクラス9番手、10番手となっている。

■ドラゴンスピード、LMP2首位もマルドナドがクラッシュ

8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
LMP2トップとなったドラゴンスピードの31号車オレカ07・ギブソン
LMP2トップとなったドラゴンスピードの31号車オレカ07・ギブソン
テストデー2番手につけた小林可夢偉と7号車トヨタTS050ハイブリッド
テストデー2番手につけた小林可夢偉と7号車トヨタTS050ハイブリッド
SMPレーシングの35号車ダラーラP217・ギブソン(左)、レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン
SMPレーシングの35号車ダラーラP217・ギブソン(左)、レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン
SMPレーシングの11号車BRエンジニアリングBR1・AER
SMPレーシングの11号車BRエンジニアリングBR1・AER
ポルシェGTチームの93号車ポルシェ911 RSR
ポルシェGTチームの93号車ポルシェ911 RSR


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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