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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.06.25 14:04
更新日: 2018.06.25 14:05

ブランパンGT:1号車アウディWRTが第6戦ミサノ2連勝。AKKA ASPとの攻防制す

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ル・マン/WEC | ブランパンGT:1号車アウディWRTが第6戦ミサノ2連勝。AKKA ASPとの攻防制す

 ブランパンGTシリーズ第6戦が6月22~24日、イタリアのミサノ・サーキットでスプリントカップ第3戦として行われた。ランキング首位で今戦に臨んだベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの1号車アウディR8 LMS(アレックス・リベラス/クリストファー・ミース)は土曜に行われたレース1で逆転優勝を飾ると、翌日のレース2でも大量リードを築いて他を圧倒し週末2連勝を達成した。

 週末に60分間のタイムレースを2度行うブランパンGTシリーズ・スプリントカップ。土曜に実施されたレース1は太陽が西の空に沈みゆく夕刻、19時40分にスタートが切られ予選でポールポジションを獲得したAKKA ASPチームの87号車メルセデスAMG GT3を先頭に、1号車アウディ、AKKA ASPチームの90号車、88号車メルセデスAMG GT3勢が1コーナーに飛び込んでいく。

 スタートからまもなく、1号車アウディのリベラスと90号車メルセデスを駆るニコ・バスティアンによる2番手争いが激しくなるなか、トップを走る87号車メルセデスが突如、マシントラブルのためホームストレート上にマシンを止めてしまう。

 マシン回収のためフルコースイエローが導入されるも、レースは1分足らずで再開。このリスタートのタイミングで90号車メルセデスが1号車アウディを交わすと、バスティアンはスタートから25分から35分までの間に義務付けられるピットストップまでにその差を2秒に広げてみせた。

 しかし、迎えたピット作業では暫定2番手でピットに戻った1号車アウディがほぼ完璧な作業でコースに戻る一方で、90号車メルセデスはやや作業に遅れが出てコース復帰時には3番手に後退してしまう。レース後半は90号車に代わって僚友の88号車メルセデスが、首位に浮上したアウディを追いかけることとなった。

 レース終盤は、首位とのギャップを徐々に詰めていった88号車メルセデスのラファエル・マルチェロと1号車アウディを駆るミースの一騎打ちとなり、約15分間に渡って1秒以内の接近戦が繰り広げられた。この勝負は最終的にミースが逃げ切り、週末1勝目を挙げている。3位以下は予選9番手のGRTグラッサー・レーシング・チームの63号車、僚友19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が入り、エミール・フレイ・レーシングの114号車レクサスRC F GT3が5位に続いている。

「ラファエル(・マルチェロ)からプレッシャーをかけ続けられ、集中力を維持するのがとても難しかった。もし少しでもミスを犯していたら、僕は間違いなく彼に抜かれていただろう」とレースを振り返ったミース。

「この勝利でチャンピオンシップの優位性を高めたのは喜ばしいことだけど、来月には『トタル・スパ24時間』があるし、まだまだ長い道のりが待っている。また今日は完璧な勝利とは言えなかった。今後も(ピットストップでの)ドライバー交代を含めて、すべてのものを改善し続ける必要があるんだ」

第6戦ミサノ レース1スタートシーン
第6戦ミサノ レース1スタートシーン
1号車アウディのアレックス・リベラスとクリストファー・ミース
1号車アウディのアレックス・リベラスとクリストファー・ミース
エミール・フレイ・レーシングの114号車レクサスRC F GT3
エミール・フレイ・レーシングの114号車レクサスRC F GT3
第6戦ミサノ レース1結果(PDF)
第6戦ミサノ レース1結果(PDF)


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