10月18日、FIA国際自動車連盟は11月15~18日に開催される第65回マカオグランプリ内で行われる『2018 FIA GTワールドカップ』のエントリーリストを発表した。スーパーGT500クラスで活躍する松田次生が、唯一の日本人ドライバーとして名を連ねている。
マカオ市街地に設けられる特設コース、ギア・サーキットを舞台に開催されるFIA GTワールドカップは、現在、世界各地で行われているGT3カテゴリーレースを戦うドライバーによる“世界一決定戦”だ。
2015年のスタート後、今年で4年目を迎える同大会にはディフェンディングチャンピオンのエドアルド・モルタラをはじめ、2015年の初代王者となったマーロ・エンゲル、そして波乱の2016年大会を制したローレンス・ファントールといった歴代王者やメーカーワークスドライバーを含む計15名のドライバーが参戦する。
出場車両はアウディR8 LMSやメルセデスAMG GT3、ポルシェ911 GT3、BMW M6 GT3など、いずれも世界のGT3レースで活躍するマシンだ。今大会では、ここにKCMGが走らせるニッサンGT-RニスモGT3が加わる。
そのKCMGが投入する3台のGT-Rにはアレキサンドレ・インペラトーリ、松田、オリバー・ジャービスという日本でもお馴染みの面々が乗り込んで欧州メーカー勢と激突することになるが、松田にとって、マカオでのレースはF3グランプリで4位となった1999年以来、19年ぶりとなる。
ヨーロッパ勢の中でもっとも多い4台のマシンを投入するアウディ陣営は、アウディスポーツ・チームWRT・スピードスターが2台のR8 LMSを用意。これをワークスドライバーのロビン・フラインスとドリス・ファントールが走らせる。
また、アウディスポーツ・チーム・ルトロニックも同じくアウディ所属のクリストファー・ハーゼを擁し、4台目のアウディR8 LMSを走らせるアジアンチームのズン・モータースポート・クルーは、ゴールドランクドライバーのアデリー・フォンを起用した。