日本代表も出場のFIA GTネイションズカップ、暫定エントリー発表。メキシコなど3カ国追加

　SROモータースポーツ・グループは11月30日～12月1日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される『FIA GTネイションズカップ』のエントリーリストを公開した。これにまで参戦が明らかになっていた15カ国にメキシコ、アルゼンチン、マレーシアが加わり、出走台数は計18台となっている。

　ブランパンGTシリーズなど欧州を中心に世界各地でGT3、GT4レースを運営するSROモータースポーツ・グループとバーレーン・モータースポーツ連盟（BMF）が共同で開催するFIA GTネイションズカップ。

　その名のとおり、国別対抗戦として行われる同レースは、FIAが定めるドライバーランクでブロンズとシルバーに分類されるジェントルマンドライバーが、二人一組でタッグを組んで戦うGT3レースだ。参戦するドライバーは出場代表国の出身者でなければならないが、チームの国籍とマシンの生産国に制限はなく、1チームから複数の代表が参戦することも可能となっている。

　そんなFIA GTネイションズカップは2018年が初開催となるが、9日付けで公開された暫定エントリーリストには計18台が名を連ねた。このなかで新たに加わったのはメキシコ、アルゼンチン、マレーシアの3カ国だ。

　メキシコ代表はシルバードライバーのリカルド・ペレス・デ・ララと、PWCピレリ・ワールドチャレンジのGTA、スプリントX GTアマ王者となったマーティン・フエンテスがタッグを組み、スクアドラ・コルセ・ガレージ・イタリアが走らせるフェラーリ488 GT3をシェアする。

　アルゼンチンはホセ・マヌエル・バルビアーニとGRTグラッサー・レーシング・チームのレギュラードライバーであるエゼキエル・ペレス・コンパンクのコンビがHBレーシングから参戦。今レース唯一のランボルギーニ車であるランボルギーニ・ウラカンGT3を勝利を目指す。

　また、マレーシア代表はアクセル・モータースポーツが走らせるアウディR8 LMSでエントリーし、ドライバーにはゼン・ロウ・スアン・チュアンとミシェル・チアという2名が起用された。

　15カ国の代表とアウディR8 LMS、フェラーリ488 GT3、ランボルギーニ・ウラカンGT3、ポルシェ911 GT3 R、メルセデスAMG GT3、ニッサンGT-RニスモGT3、マクラーレン650S GT3という7車種が集結する世界初のアマチュアGT3ドライバーの“世界一決定戦”は11月30日～12月1日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。

■FIA GTネイションズカップ2018 暫定エントリーリスト（11月9日版）

＊（B）：ブロンズランクドライバー／（S)：シルバーランクドライバー