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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.11.17 22:45
更新日: 2018.11.17 22:59

WEC上海:トヨタ、雨予報の決勝に向け有利な最前列確保。中嶋一貴「予選用でなければプライベーターに負けていたかも」

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ル・マン/WEC | WEC上海:トヨタ、雨予報の決勝に向け有利な最前列確保。中嶋一貴「予選用でなければプライベーターに負けていたかも」

 WEC世界耐久選手権は11月17日、上海国際サーキットで第5戦上海6時間レースの公式予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッド(小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス/マイク・コンウェイ組)がポールポジションを、8号車トヨタTS050ハイブリッド(中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ/セバスチャン・ブエミ)は総合2番手を獲得し、2台がフロントロウを独占した。

 悪天候に見舞われた前日から一転して天気が回復した17日は、午前中に60分間のフリープラクティス3が行われた。この週末、初めてドライコンディションでの走行が可能となったこの機会に、トヨタを含む全チームは午後の予選に向けた調整を実施していく。
 
 迎えた予選、トヨタは7号車が可夢偉、8号車はアロンソが最初のアタックを担当し暫定首位と3番手で前半を終了。可夢偉からコンウェイ、アロンソから一貴にそれぞれドライバーを交代し後半のアタックに入った。マシンを受け継いだふたりは、それぞれのマシンのアベレージタイムを更新し、7号車、8号車という順でトップ2を占めた。
 
 通常の予選ならば決勝でのタイヤマネージメントを考慮し、ここでアタックを終了する。しかし、今回は決勝日が雨予報となっていることに加えて、走るごとに路面コンディションがよくなっていること、さらにライバルのLMP1ノンハイブリッド車勢が僅差の3番手につけているためトヨタは3セット目の新品ドライ用タイヤを投入し、ふたたび可夢偉とアロンソをアタックに向かわせている。

 結果的にこの作戦が功を奏し、思惑通りタイムアップを果たした7号車がポールポジションを獲得。8号車が0.228秒差の2番手に。8号車と総合3番手につけたレベリオン・レーシングの1号車R13・ギブソンとのギャップはわずか0.059秒で、トップ4のタイム差も1秒以内と、これまでの予選と比べてプライベーター勢のスピードが増していることがわかる。

■小林可夢偉「最速ラップには満足だが、決勝はタフなレースになりそう」

村田久武チーム代表と小林可夢偉
村田久武チーム代表と小林可夢偉
8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド


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