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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.11.19 00:43
更新日: 2018.11.19 00:48

WEC上海:トヨタ、2戦連続1-2フィニッシュ達成。小林可夢偉「最悪の視界のなかでとにかく集中した」

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ル・マン/WEC | WEC上海:トヨタ、2戦連続1-2フィニッシュ達成。小林可夢偉「最悪の視界のなかでとにかく集中した」

 WEC世界耐久選手権第5戦上海は11月18日、中国・上海国際サーキットで6時間の決勝レースが行われた。大雨による2度の赤旗中断と計5回におよぶセーフティカー導入があった難しいコンディションのなか、TOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッド(小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス、マイク・コンウェイ組)がポール・トゥ・ウインを飾ると、僚友8号車トヨタTS050ハイブリッド(中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ブエミ組)が総合2位に続き、2戦連続となるワン・ツー・フィニッシュを果たした。

 2018年から2019年に跨って行なわれる“スーパーシーズン”のうち2018年最終戦となる第5戦の決勝は、朝から雨が降り続くなか定刻どおり現地11時にセーフティカー先導でレースがスタートした。
 
 しかし、6時間レースは序盤から波乱の展開をみせ、わずか15分ほどで大雨によるコンディション不良で赤旗中断に。ややコンディションが回復した1時間過ぎにレースが再開されると、ようやくグリーンフラッグが降られ、本格的なレースがスタートした。
 
 この直後、ポールポジションからスタートを切った7号車のロペスが、ストレートエンドのヘアピンでわずかにコースオフを喫すると、背後につけていた8号車のブエミが首位の座を奪いリードを拡げていく。だが、レースはふたたび悪化したコンディションによって2度目の赤旗が提示されてしまう。
 
 2時間経過したところで2度目のリスタートが切られると、レース折り返しを前に2台のトヨタTS050ハイブリッドは同時にピットへ。7号車はロペスから可夢偉、8号車はブエミからアロンソにドライバー交代をすませコースに復帰した。この際、2台は一時的にライバルであるLMP1プライベーターにトップを譲るが、アロンソと可夢偉は落ち着いてこれらをパスし、ふたたびワン・ツー体制築く。
 
 レース後半、トヨタはホームストレート上でのアクシデントにより4度目のセーフティカーランを迎えたタイミングで、さらなる天候の悪化によってレースが赤旗終了となってしまう可能性を考え、2台のピットタイミングをずらす作戦をとる。55周目に可夢偉の7号車、56周目にアロンソ駆る8号車をピットに呼び戻している。この結果、8号車がピットレーン出口のレッドシグナルに阻まれ2台の差は25秒に広がってしまった。

■7号車組の2連勝で、8号車組とのタイトル争いが激化

優勝した7号車トヨタTS050ハイブリッド
優勝した7号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
7号車トヨタTS050ハイブリッド
7号車トヨタTS050ハイブリッド


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