1月24~27日に行われるデイトナ24時間レースで2019年シーズンが開幕するIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)。同シリーズに参戦するマツダチーム・ヨーストは2日、2台のマツダRT24-P DPiを駆る7名のドライバーを発表した。
2017年シーズン中盤に長年パートナーシップを結んでいたスピードソースと袂を分かち、スポーツカーレースの名門として知られるヨースト・レーシングとともに新たなスタートを切ったマツダチーム・ヨースト。
新体制で迎えた2018年は目標とする総合優勝には届かなかったものの、マシンの信頼性向上とスピードアップを果たし、複数のラウンドで優勝争いに加わった。また、最終戦プチ・ル・マンでは77号車と55号車によって総合2位、3位フィニッシュを果たしている。
そんなマツダは2019年も“ソウルレッドクリスタル”を纏うオリジナルプロトタイプカー2台をシリーズに投入。1月4日~6日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる公式テスト『ロア・ビフォア・ロレックス24』から、フロントカウルやエンジンに改良が施された19年仕様のマツダRT24-Pを走らせる。
今回発表されたドライバーラインアップでは、4名のレギュラードライバーに変更はなく、ベテランのジョナサン・ボマリートと若手のハリー・ティンクネルが55号車を、僚友の77号車はトリスタン・ヌネスと元アウディワークスドライバーのオリバー・ジャービスという布陣がそれぞれ継続された。
一方、開幕戦デイトナ24時間をはじめとする4つの長距離レース“ミシュラン・エンデュランスカップ”で起用される第3ドライバーには新顔が加わることに。まず、55号車にはプチ・ル・マンでの総合優勝など数々のスポーツカーレースで活躍しているオリビエ・プラが迎えられた。
デイトナで同じマシンをシェアすることになるプラとティンクネルは、搭乗マシンこそ違うものの、WEC世界耐久選手権に参戦しているフォード・チップ・ガナッシ・チームUKではチームメイトとして2018/2019年シーズンを戦っている。
昨シーズン、チーム最高位2位を獲得した77号車組はジャービスとヌネスのコンビに、WEC王者にして3度のル・マン24時間優勝経験を持つティモ・ベルンハルトが加わった。