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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.01.25 14:52
更新日: 2019.01.25 15:19

マツダ、26年ぶりの新レコードでデイトナ初ポール獲得。「皆が休みなく努力を続けた結果」とジャービス

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ル・マン/WEC | マツダ、26年ぶりの新レコードでデイトナ初ポール獲得。「皆が休みなく努力を続けた結果」とジャービス

 1月24日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで第57回ロレックス・デイトナ24時間レースの公式予選が行われ、マツダチーム・ヨーストはオリバー・ジャービスがドライブした77号車マツダRT24-Pがポールポジションを獲得。また、ジョナサン・ボマリート駆る55号車マツダRT24-Pはセカンドロウの4番手につけた。

 マツダチーム・ヨーストが参戦するIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの開幕戦デイトナが24日に開幕。その走行初日となった同日のデイトナビーチは朝早くから雷雨に見舞われ、レーススケジュールが心配された。

 しかし、10時20分のフリープラクティス1開始前には曇り空に変わり、セッションはウエットとドライの混じったダンプ路面で行われた。このFP1でマツダの2台は無理なアタックはせずにタイヤの皮むきと、ドライバーの慣熟走行に焦点を当てている。
 晴天の下、ドライコンディションで行われたFP2では全ドライバーが交代でマツダRT24-Pのステアリングを握り、最後にボマリートとジャービスが予選に向けたセットアップの確認を実施。そのなかで55号車をドライブしたボマリートがセッショントップタイムをマークしたことで、チーム内にポールポジションへの期待が一気に広がることとなった。

 迎えた予選は定刻16時25分から15分間で争われた。マツダチームのなかでまずアタックに入ったのは55号車のボマリートだ。アウトラップ後の計測2周目に全体トップタイムをマークしたボマリートは、4周目に自己ベストを更新する1分34秒212を記録。しかし、これはライバルのアキュラ・チーム・ペンスキーの2台に交わされてしまう。

 一方、55号車よりも遅れてアタックを開始した77号車は、ジャービスが計測3周目に暫定トップタイムとなる1分33秒957をマークすると、連続アタックの2周目にはライバルを突き放す1分33秒685というタイムをマークしてみせた。

 このタイムは1993年にトヨタ・イーグルMk.IIIが記録した1分33秒875というレコードタイムを26年ぶりに更新するもの。マツダはこのタイムをもってデイトナ24時間初の総合ポールポジションを獲得している。また、55号車マツダは予選4番手の好位置からスタートを迎えることが決定した。

「僕たちにとって今日、もっとも重要なことはポールポジションを獲ることだった」と語るのはかつて日本でも活躍したジャービスだ。

「“ロア”で非公式のコースレコードを打ち立てたことで、それが何を意味するのかを理解できた。コースレコードが26年間も更新されないなんて信じられないことだよ」

「正直なところ、今朝の雨の影響で記録を破れるかどうか確信はなかったんだ。それでも新たなレコードを打ち立てられたのはチーム全員がオフシーズンも休みなく一生懸命に働いた結果だと思う」

■マツダチーム・ヨースト代表「決勝も良い結果で終われるよう、準備を進めていく」

ジョナサン・ボマリート、オリビエプラ、ハリー・ティンクネルが乗り込む55号車マツダRT24-P
ジョナサン・ボマリート、オリビエプラ、ハリー・ティンクネルが乗り込む55号車マツダRT24-P
ポールシッター会見に臨んだオリバー・ジャービス(左)とジョン・ドゥーナン代表(右)
ポールシッター会見に臨んだオリバー・ジャービス(左)とジョン・ドゥーナン代表(右)


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