2月11日、ACOフランス西部自動車クラブは2019年6月15~16日にフランス、サルトサーキットで開催される第87回ル・マン24時間レースの暫定エントリーリスト第1弾を発表した。
2019年のル・マンは史上初めてWEC世界耐久選手権の最終戦に設定され、同大会によって2018年5月から14カ月に及んだ“スーパーシーズン”の幕が閉じられることになる。そんな2019年大会は近年と同様に60台が出走予定だが、ACOにはこれまでに75に及ぶエントリー応募が寄せられているという。
今回発表された暫定エントリーリストには、そのなかからWECスーパーシーズンにフル参戦中の34台に加え、ACOが統括するELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、北米IMSAが運営しているウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの成績に応じて、自動招待された8台を加えた合計42台が名を連ねている。
なお、本来はこのリストにはAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの成績上位チームも加わるべきだが、AsLMS最終戦は2月24日にマレーシア・セパンで開催されるため今回は掲載されず。同シリーズの招待チームと応募のなかからACOの選考を通ったチームを加え、合計60台と10のリザーブチームを示したエントリー第2弾は3月1日に発表される予定だ。
最高峰クラスのLMP1は2018年の初優勝に続き、日本メーカーとして初のル・マン連覇を目指すトヨタの2台をはじめ、アンドレ・ロッテラーを擁すレベリオン・レーシング、ジェンソン・バトンがラインアップされるSMPレーシングなどが参戦。
しかし、CEFC TRSMレーシングのジネッタG60-LT-P1がシーズン中に姿を消したことで、述べ台数は前年比2台減の計8台となった。