レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.03.15 17:29
更新日: 2019.03.15 18:31

アロンソ「1分39秒台も可能だと思った」。トヨタ、WECセブリング新レコードでフロントロウ独占

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | アロンソ「1分39秒台も可能だと思った」。トヨタ、WECセブリング新レコードでフロントロウ独占

 WEC世界耐久選手権は3月14日、アメリカ・セブリングで第6戦セブリング1000マイルの公式予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingはセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタTS050ハイブリッドと僚友7号車トヨタが予選1番手、2番手を奪取。2018/2019年シーズン4回目となるフロントロウ独占を果たした。

 前日13日に行われたフリープラクティス(FP)1回目、2回目に続き、14日午後のFP3もワン・ツーで終えたトヨタは、同日22時過ぎに始まった公式予選に臨んだ。
 
 WECの予選はふたりのドライバーがアタックを行い、その平均ラップで順位が決定する。トヨタにとって初挑戦となるセブリング・インターナショナル・サーキットの予選では、7号車はIMSAシリーズのセブリング12時間に参戦した経験を持つマイク・コンウェイとホセ-マリア・ロペスのふたりがアタックを担当することに。一方、8号車は経験者のブエミではなく、テストでのみ同地を走行しているアロンソと一貴がアタッカーを務めることとなった。
 
 迎えた予選ではアロンソが陣営内でもっとも早くアタックを行い、1分40秒124というタイムを叩き出してみせる。これは2013年にアウディが記録した予選レコードタイムを3.762秒上回るセブリングの新レコードタイムだ。
 
 そんな驚異的なタイムを出したアロンソから代わった一貴も同じく1分40秒台のタイムをマークして、アベレージタイムを1分40秒318とした。
 
 対する7号車は、FPでは好調だったコンウェイのタイムが伸びず1分41秒台どまり。代わったロペスもアタック1周目はトラフィックに捕まりアタックができず。また、2周目にはアタック中のミスでコースアウトを喫しタイムを伸ばせない。
 
 そうしたなかで、一時はライバル勢に2番手の座を奪われ7号車だったがセッション終了間際にロペスがアタックを完遂。アベレージタイムを1分40秒803に押し上げ、トヨタの今季4度目となるフロントロウ独占を実現させた。
 
 TOYOTA GAZOO Racingはこのもっとも有利なグリッド位置から1000マイル(約1600km)のレースに挑み、シーズン5回目のワン・ツー・フィニッシュを目指す。

■ポール獲得の中嶋一貴「アロンソのおかげで、プレッシャーか軽くなった」

FP3ではコースオフする場面も見られた8号車トヨタTS050ハイブリッド
FP3ではコースオフする場面も見られた8号車トヨタTS050ハイブリッド
予選2番手となった7号車トヨタTS050ハイブリッド
予選2番手となった7号車トヨタTS050ハイブリッド


関連のニュース