4月6~7日にマレーシア・セパンで開幕する2019年のブランパンGTワールドチャレンジ・アジア(旧ブランパンGTシリーズ・アジア)に、女性ドライバーのクリスティーナ・ニールセンがフル参戦を表明した。
ブランパンGTアジアに参戦を表明したニールセンは、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップで2016~17年にGTDクラスチャンピオンを獲得した経験を持つ27歳。彼女は今季からメルセデスAMG GT3にスイッチするクラフト・バンブー・レーシングに加入してシーズンを戦う。チームメイトはカナダ生まれの香港人ドライバー、ダリル・オーヤンだ。
クラフト・バンブーは過去2シーズン、ポルシェを使ってシリーズに参戦してきたが、この2019年シーズンからメルセデスにスイッチ。メルセデスAMGのオフィシャル・パフォーマンスチームとして2台のAMG GT3を走らせる。
2019年がブランパンGTアジア初挑戦となるニールセンは、デビュー戦に先立ち、チームとともにセパンでAMG GT3をドライブしたほか、3月28~30日に開催されるIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦カリフォルニア8時間でもAMG GT3をドライブする。
「国際的なモータースポーツの世界において、クラフト・バンブーの名前は広く知られている」とニールセン。
「これまで数多くの成功を収めてきたチームだし、先週セパンで行われたテストでは、最初からチームのプロフェッショナリズムを感じられた。素晴らしかったわ」
「チームはしっかりと組織化されていて、高いパフォーマンスを有しているチームだった」
「SROモータースポーツ・グループが運営するブランパンGTシリーズは、フォーマットとして素晴らしいし、接近したレースが展開しているから、オーヤンと一緒に戦うのが待ち遠しい。彼は強いドライバーで、新しい挑戦を始める私にとっては心強い応援になるはずよ」
「私を起用して信頼を示してくれたメルセデスAMGとクラフト・バンブーには心から感謝したい。レースが開幕するのを楽しみにしているわ」
チームメイトを務めるオーヤンも「クリスティーナ(ニールセン)のようなハイレベルのドライバーを迎えられて光栄だ。それにマシンも走り出しから速さがあって驚いた。毎戦、優勝争いができると信じているし、王座を獲得してみせる」と期待感を示している。