日曜に行われたレース2は晴天の下でスタートが切られ、2番手グリッドを獲得したパンサー/AASモータースポーツの918号車ポルシェ911 GT3 Rがポールスタートの912号車ポルシェを交わしてリードを築いていく。
序盤からセーフティカーが導入されるなかでアレキサンドレ・インペラトーリがドライブした918号車ポルシェはピットストップ後も首位をキープしていく。
しかし、2番手につける911号車ポルシェのサティエンティアクールが除々にその差を詰めていき、残り15分を切ったタイミングで2台の差は1秒以内に。追いつかれながらも粘りの走りをみせていた918号車ポルシェだったが残り5分、最終コーナーでライバルにインを突かれ、ここで首位の座を明け渡してしまった。
2台はその後も接近戦を演じるが最後は終盤に逆転した911号車ポルシェが0.8秒差で逃げ切って優勝。3位にはクラフト・バンブー・レーシングの99号車メルセデスが入った。レース2を制したサティエンティアクール、ハンプレヒト組はこの勝利でポイントランキング首位に躍り出ている。
5台がエントリーしているGT4アジア(GT4クラス)では予選Q1、Q2でともにトップタイムをマークしたBMW Team Studieの木下隆之、砂子塾長組81号車BMW M4 GT4が今レースウイークで圧巻の走りを披露した。
ふたりがシェアしたBMWは両レースとも度々セーフティカーが導入される展開ながら、レース1では12秒、レース2でも16秒の大差をつけて2戦連続ポール・トゥ・ウイン。ライバルのメルセデスAMG GT4勢を寄せ付けない圧勝となった。
全7大会で行われる2019年ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアの次戦、第2大会は5月11~12日、タイのチャン・インターナショナル・サーキットで第3戦と第4戦が行われる。