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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.04.15 12:54
更新日: 2019.04.18 12:15

アキュラ勢とマツダが首位争いを展開するも、伏兵キャデラックが作戦勝ち/IMSA第3戦ロングビーチ

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ル・マン/WEC | アキュラ勢とマツダが首位争いを展開するも、伏兵キャデラックが作戦勝ち/IMSA第3戦ロングビーチ

 4月13日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦がアメリカ・カリフォルニア州のロングビーチ市街地コースで行われ、マスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.R(フィリペ・アルバカーキ、ジョアオ・バルボサ組)が優勝した。

 前戦セブリング12時間レースから約1カ月後の開催となった第3戦ロングビーチはレース時間、1時間40分のスプリントレースだ。また、市街地コースということで出走台数が制限され、シリーズ最高峰カテゴリーであるDPiクラスとLM-GTE規定車が争うGTル・マン(GTLM)の2クラスから計19台がグリッドに並んだ。

 晴天の下で迎えた決勝は前日の予選でポールポジションを獲得したアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05を先頭に各車がターン1に流れ込む。このなかで5番手からスタートしたマツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-Pがポジションをふたつ上げ、総合3番手に浮上した。

 しかし2周目、前日の予選でクラッシュを喫し11番手からのスタートとなった55号車マツダRT24-Pが後方から2台抜きを図ったコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックと接触。姿勢を崩したマツダDPiはフロントからタイヤバリアに刺さってしまう。このアクシデントで1回目のフルコースイエロー(FCY)が出されるとともに、クラッシュを招いた10号車キャデラックDPiにはドライブスルーペナルティが課された。

 リスタートは約15分後、7号車アキュラを先頭にレーシングスピードに戻っていくが、1周を回った直後、エリオ・カストロネベス操る7号車が突如失速。すぐにスピードを取り戻したものの3番手に後退してしまう。代わってトップに立ったのは前戦ウイナーのウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R、2番手にはマツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-Pがつける展開に。

 スタートから30分過ぎ、クラッシュから戦線に復帰していた55号車マツダがコース上でストップしたことで2度目のFCYが導入される。このタイミングで各車が一斉にピットインに入るが、トップ3に順位変動はなし。ところが、首位で復帰した31号車キャデラックにピット作業ミスがあり、ターン4付近で右フロントタイヤが脱落。順位を落とすと同時にドライブスルーペナルティを受け、優勝争いから脱落することとなった。

■77号車マツダDPiがレース中盤戦をリード

マツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P
マツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P
2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦ロングビーチ スタートシーン
2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦ロングビーチ スタートシーン
右フロントタイヤがきちんとはまらないままピットアウトしてしまった31号車キャデラックDPi-V.R
右フロントタイヤがきちんとはまらないままピットアウトしてしまった31号車キャデラックDPi-V.R


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