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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.06.07 19:11
更新日: 2019.06.07 20:32

WEC:「ル・マンはこれまでの集大成」。トヨタ、記録ずくめのシーズンを経て連覇かかる最終戦へ

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ル・マン/WEC | WEC:「ル・マンはこれまでの集大成」。トヨタ、記録ずくめのシーズンを経て連覇かかる最終戦へ

 WEC世界耐久選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは6月12~16日、フランス、サルト・サーキットで開催されるシーズン最終戦『第87回ル・マン24時間レース』で大会2連覇の達成に挑む。

“スーパーシーズン”と呼ばれる、2018年5月から2019年6月まで13カ月に及ぶロングシーズンを戦ってきたトヨタにとって、まもなく迎える第8戦ル・マンは前年の初優勝に続く連覇のかかる大会であると同時に、7号車と8号車、2台のトヨタTS050ハイブリッドを操るドライバーたちの間で争われているドライバーズタイトルが確定する場でもある。

 今季、これまで7戦を終えた時点で、トヨタは6勝を挙げそのうち5回のワン・ツー・フィニッシュを飾っている。そのなかでセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組8号車は第2戦ル・マンを含む4勝をマーク。総得点を160点とし、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス組を31ポイントリードしてランキングトップに立っている。

 しかし、ル・マンではポールポジション獲得と決勝の優勝で最大39ポイントが獲得可能であることから、7号車のドライバーたちにもまだ逆転戴冠のチャンスが残されている状況だ。一方でスーパーシーズンにおけるチームチャンピオンは、第7戦を終えた段階でライバルのプライベーター勢に対するポイント差を61まで広げたことから、トヨタが最終戦を前に2014年以来、2度目のシリーズチャンピオンを確定させている。

 そんなトヨタが走らせるTS050ハイブリッドは前回のル・マンから今戦までが同一シーズンであることから、レギュレーションによって大幅な変更は許されず。初優勝を飾った2018年のローダウンフォース仕様とほぼ同じパッケージで第87回大会に臨むことになる。しかし、トヨタでは第2戦以降のこの1年間、セットアップの微調整や戦略についてつねに改善が図られてきたという。

「ル・マン24時間レースは、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)にとってWECスーパーシーズンの最終戦と言うだけではなく、これまでの戦いの集大成です」と語るのは、TGRの村田久武チーム代表。

TOYOTA GAZOO Racingno7号車トヨタTS050ハイブリッド
TOYOTA GAZOO Racingno7号車トヨタTS050ハイブリッド
2018/19年WEC第8戦ル・マンを最後にトヨタを離れるフェルナンド・アロンソ
2018/19年WEC第8戦ル・マンを最後にトヨタを離れるフェルナンド・アロンソ


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