WEC世界耐久選手権は22日、2017年のシリーズカレンダーを発表した。2016年シーズン同様全9戦の開催で、今季と開催地はすべて同様となっている。
2017年シーズンのWECは、今季同様シルバーストンが開幕戦。スパ・フランコルシャンでの第2戦に続き、6月18〜19日にシリーズのハイライトとなるル・マン24時間を迎える。第4戦はドイツのニュルブルクリンクで、そこからはフライアウェイ。メキシコ、アメリカと開催される。
富士スピードウェイでの日本ラウンドは10月15日が決勝日。中国ラウンドを経て、バーレーンで最終戦となる。2016年とカレンダーの流れは同じで、開催日も大きな変動はない。
異なるのは開幕前の合同テスト“プロローグ”で、例年フランスのポールリカールが開催地となってたが、今季はイタリアのモンツァが開催地となった。
「高いレベルで現在まで5年間、安定してシリーズを開催できることを嬉しく思う」と語るのは、ACO代表のピエール・フィヨン。
「2017年カレンダーは、我々が世界中で耐久レースの伝統を保ち続けることを意味している」
気になる日本のビッグレースとの日程バッティングについては、スーパーGTは第2戦富士が5月3〜4日、WECスパが5月4〜6日という日程。その他は重なっていない。一方、全日本スーパーフォーミュラ選手権については、第1戦鈴鹿とシルバーストンが、第3戦富士とニュルブルクリンクが、第7戦鈴鹿が上海と重なっており、3戦がバッティングしている。
現在のところ日本のレースのカレンダーは暫定であるため、今後日程の調整も大いにあり得そうだ。
WEC世界耐久選手権 2017年カレンダー
Rd. | Date | Cource | Distance | Nationality |
---|---|---|---|---|
TEST | 3月24〜25日 | WECプロローグ | – | |
1 | 4月16日 | シルバーストン | 6時間 | イギリス |
2 | 5月6日 | スパ・フランコルシャン | 6時間 | ベルギー |
3 | 6月17〜18日 | ル・マン | 24時間 | フランス |
4 | 7月16日 | ニュルブルクリンク | 6時間 | ドイツ |
5 | 9月3日 | メキシコ | 6時間 | メキシコ |
6 | 9月16日 | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | 6時間 | アメリカ |
7 | 10月15日 | 富士スピードウェイ | 6時間 | 日本 |
8 | 11月5日 | 上海国際サーキット | 6時間 | 中国 |
9 | 11月18日 | バーレーン | 6時間 | バーレーン |