フランス、ル・マン市内のリパブリック広場で6月10日、ル・マン24時間レースの公開車検2日目が開催され、LM-GTEアマクラスに参戦する日本勢などが登場。集まった観客たちの前で車検やトークショー、記念撮影などが行なわれた。
夜中には強い雨に見舞われたル・マンだったが、10日朝までにはそれも上がり、曇り空の下、2日目のプログラムがスタートした。この日は午前中から車検が始まり、前日予定されていながら姿を見せなかったシグナテック・アルピーヌ・マットムートのLMP2カーを含めた41台が、夕方までにリパブリック広場に登場している。
日本勢では、MR Racingの石川資章が最初に登場。テストデーでの感触を聞くと、明るい表情を見せた。
「今年はフェラーリでも、ポルシェやアストン(マーティン)を直線で追い越すことができた。1周のラップタイムはいいと思う」
「ベストタイムはオリビエ(・ベレッタ)がオールドタイヤでマークしたものなので、セットアップは相当進んでいますよ。あとは、レースウイークのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)がどれだけ変わるか、というところでしょう」
12日からの走行では雨交じりのコンデイションが予想されているが、「どうしても僕らブロンズ(カテゴリーのドライバー)というのは、状況にアジャストするのに時間がかかる。それを1周でも短くできるようにしたい」と、前向きな姿勢だ。
続いてル・マン初参戦となるCar Guy Racingが登場。鮮やかなイエローのマシンは現地のファンやメディアの間でも注目度が高く、マシンが広場に登場するとさかんにシャッターが切られる。
「緊張感はないです。長いレースウイークなので、のんびり楽しんでいます」という木村武史は、「路面がスリッピーなので、初めてだとそこが難しいですね。ブレーキをロックさせちゃうのが怖い。ただ、まだ80%くらいで走っているので、4分00~01秒くらいのラップを刻んでいければいいかなと思います。まぐれでもいいので、表彰台に登りたいですね」と意気込みを語った。