ポルシェ、2016年仕様919ハイブリッドを公開。各部をリファイン

　ポルシェAGは23日、週末にポールリカールで開催されるWEC世界耐久選手権のテストに先駆け、2016年仕様のポルシェ919ハイブリッドを公開した。

　2015年シーズンのWECで、参戦2年目にして圧倒的なパフォーマンスを披露し、ダブルタイトルを獲得したポルシェ。2016年に向けて、新たなカラーリングをまとった919ハイブリッドが公開された。

　参戦初年度のポルシェ919ハイブリッドは、ホワイトのボディに『Porsche Intelligent Performance』の文字が大胆に描かれるカラーリングだった。2年目はル・マン24時間に“過去・現在・未来”を意味する3色のカラーを展開。今シーズンは、「そのすべてが融合されたもの」という側面がホワイト、上面がブラックのカラーリングが施されることになった。

　これまでもテスト時の画像が公開されていた919ハイブリッドだが、外面の変化は少ない。ポルシェによれば、3種類の空力パッケージに限定された規則に合わせて最適化されたほか、燃料使用量の制限に対応し、より2リッターV4直噴ターボエンジンを含むパワーユニットはさらに効率が高められているという。

　今季、タイトル防衛に挑む1号車はティモ・ベルンハルト／ブレンドン・ハートレー／マーク・ウエーバーが、2号車はロマン・デュマ／ニール・ジャニ／マルク・リエブがドライブする。