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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.02.02 16:41
更新日: 2020.02.02 21:33

ブランド史上初、ベントレー7号車がバサースト12時間&IGTC初優勝! GT-Rは健闘実らず

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ル・マン/WEC | ブランド史上初、ベントレー7号車がバサースト12時間&IGTC初優勝! GT-Rは健闘実らず

 オーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットで2月2日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの2020年シーズン開幕戦、リキモリ・バサースト12時間の決勝レースが行われ、ベントレー・チームMスポーツの7号車ベントレー・コンチネンタルGT3(ジュール・グーノン/マキシム・スーレ/ジョーダン・ペッパー組)が総合優勝を飾った。

 34台がスターティンググリッドに着いたIGTCのオープニングイベントは2日、夜明け前の5時45分にスタートが切られた。レースは序盤の3時間までに計3度セーフティカー(SC)が入るなど荒れ模様の様相をみせるも、その後は比較的落ち着いた展開となる。
 
 6時間以降、主導権を握ったのはレース折返しをトップで迎えた7号車ベントレー。これにメルセデスAMGチーム・クラフト・バンブー・ブラックファルコンの77号車メルセデスAMGや、59レーシング/EMAレーシングの60号車マクラーレン720S GT3などが続く。
 
 しかし、マクラーレンは8時間過ぎにブルーフラッグを無視したとして、ドライブスルーペナルティを受けポジションを落としてしまう。これに代わってメルセデスAMGチーム・トリプルエイト・エンジニアリングの888号車、メルセデスAMGチーム・グループM・レーシングの999号車メルセデスAMG GT3が順位を上げてくると、スタートから9時間30分時点で7号車ベントレーに次ぐ総合2番手、3番手につけた。
 
 メルセデス勢の活躍はその後も続き、レース開始から10時間を迎える直前には999号車メルセデスが7号車ベントレーをアンダーカットしてみせる。だが、チェッカーまで1時間10分少々で迎えた各車のラストストップではブリティッシュチームが意地をみせ、これを再逆転。実質の首位に返り咲く。
 
 ピットタイミングをずらし11時間目をトップで迎えた888号車メルセデスがレース残り時間40分強で最後のピットに入ると、7号車ベントレーが見た目上でも総合トップに浮上。999号車メルセデスに約10秒、最終スティントで60号車マクラーレンを交わして3番手となった77号車メルセデスとは約21秒のギャップを築いた。
 
 しかし、レースは最後まで何が起きるかわからない。チェッカーまで残り25分、3番手を走る77号車メルセデスの右リヤタイヤがパンク。これにより77号車は後退し、代わって60号車マクラーレンがふたたび3番手となる。

アール・バンバー・モータースポーツの1号車ポルシェ911 GT3 R
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■2位表彰台を取り返したかに思えたが……


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