現在、GT3をメインカテゴリーとして戦うWRTだが、プロトタイプレースに参戦した経験も持っている。
2016年にELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにスポット参戦した同チームは、ローレンス・ファントール、ドリス・ファントール、ウィル・スティーブンスを起用したリジェJS P2・ジャッドを走らせ、総合2位表彰台を獲得した。
しかしながら、プログラムを移行した場合でもWRTがGT3を犠牲にすることはないという。
ボッセは「DTMには非常に優れたチームがある」があると語り「このツールは素晴らしいものだ」と続けた。
「また、今日のGT3も素晴らしいものであり、SROによって非常によく管理されている。我々がたとえ別の方向に進んでも、GT3を放棄することはないだろう」
アウディがDTMから撤退することに関して、ボッセはシリーズに参加したことを後悔していないと述べた。
チームはルーキーイヤーとなった2019年、ジョナサン・アバディーンとピエトロ・フィッティパルディを起用してアウディRS5 DTMを走らたが、2年目に向けてはエド・ジョーンズ、ファビオ・シェラー、元Rモータースポーツのフェルディナンド・ハプスブルグの3名をレギュラードライバーに指名している。
「(アウディの撤退)決定に驚いたとは言えないが、そのタイミングには驚ろかされた」とボッセ。
「DTNに来て(このような)リスクがあることは分かっていた。私たちは日本のメーカーがDTMに参入したいわけではなく、また、アストンマーティンが正式にDTMに関与していないことを理解した」
「しかし、私はDTMに参入したことを少しの間も後悔していない。より良いノートを書き終えるために、今はより意欲的になっているんだ」