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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.07.20 12:46
更新日: 2020.07.20 13:01

3カ月遅れで開幕のELMS第1戦、ユナイテッド・オートスポーツが不運に見舞われるもワン・スリー

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ル・マン/WEC | 3カ月遅れで開幕のELMS第1戦、ユナイテッド・オートスポーツが不運に見舞われるもワン・スリー

 ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの2020年開幕戦ル・キャステレの決勝レースが7月19日、フランスのポール・リカールで行われ、マクラーレン・レーシングのザック・ブラウンCEOが共同オーナーを務めるユナイテッド・オートスポーツの32号車オレカ07・ギブソン(ヨブ・バン・アウタート/ウィル・オーウェン/アレックス・ブランドル組)が勝利を収めた。

 ELMSは他のシリーズと同様に、新型コロナウイルスの世界的大流行に伴い当初予定されていた2020年シーズンのカレンダーを大幅に変更。オープニングラウンドも4月のカタロニア・サーキット(スペイン)から7月のポール・リカールへと延期されていた。

 そんななか、ようやく迎えた開幕戦にはLMP2クラスから15台、LMP3クラス12台、LMGTEクラスは9台の合計36台がエントリーした。この中には直前に開催されたプレシーズンテストで大クラッシュを喫したリシャール・ミル・レーシング・チームの50号車オレカ07も含まれたが、骨折の重傷を負ったキャサリン・レッグは欠場し、その代役としてアンドレ・ネグラオが起用された。

 2度のフリープラクティスとブロンズドライバーテストを経て18日に行われた予選では、公式テストから好調を維持するユナイテッド・オートスポーツ勢が速さをみせ、フィル・ハンソン/フィリペ・アルバカーキ組22号車オレカ07がポールポジションを獲得すると、僚友32号車もGドライブ・レーシングの26号車アウルス01・ギブソンを挟んで3番手の好位置につけた。
 
 迎えた決勝でもユナイテッド・オートスポーツ勢がレースを優位に進めていき、4時間レースの大部分を同チームのマシンがリードする展開に。しかしレース終盤、ハンソンがステアリングを握りトップを走っていた22号車オレカの左リヤタイヤがパンク。緊急ピットインを余儀なくされてしまう。
 
 これによりトップに躍り出たのは2019年のFIA-F2チャンピオン、ニック・デ・フリース駆るGドライブの26号車アウルスだ。だが、このロシアンチームチェッカーまでに最後の燃料給油のためのピットインを残しており、最終盤に首位の座を明け渡すこととなってしまう。

 チェッカーまで残り20分、Gドライブがピットインしたタイミングでトップに立った32号車オレカは、バン・アウタートが安定した走りでマシンをフィニッシュまで運び、そのまま開幕戦ウイナーとなった。

 上位陣の相次ぐ離脱によってグラフの39号車オレカ07がトップと17秒差の2位でフィニッシュ。Gドライブは3位、ユナイテッド・オートスポーツの22号車が4位でチェッカーを受けている。

Gドライブ・レーシングの26号車アウルス01・ギブソンとユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07・ギブソン
Gドライブ・レーシングの26号車アウルス01・ギブソンとユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07・ギブソン
ELMS開幕戦ル・キャステレで優勝したユナイテッド・オートスポーツ32号車の(左から)アレックス・ブランドル、ヨブ・バン・アウタート、ウィル・オーウェン組
ELMS開幕戦ル・キャステレで優勝したユナイテッド・オートスポーツ32号車の(左から)アレックス・ブランドル、ヨブ・バン・アウタート、ウィル・オーウェン組


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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