ゴットフリート・グラッサーは、オーストリアを拠点とする彼のGRTグラッサー・レーシングチームが来年、GTDプロまたは従来のGTDクラスで2台体制を敷いてフルシーズン参戦を予定することから、自らのチームも争っていると述べた。
グラッサー氏によれば、ヨーロッパのフルタイムスタッフの約半分がアメリカに派遣され、増加するプログラムをサポートすることになるという。
チームは今年、フロリダ州ディアフィールド・ビーチにあるスターワークス・モータースポーツのワークショップと、デトロイトにあるランボルギーニの施設を利用している。
「我々はヨーロッパのチームから膨大な量(の人材や設備)をアメリカに持ち込み、同時に来年はヨーロッパで多くの新しいことを行う予定だ」とグラッサー氏。
「私はアメリカ市場では本当にポジティブな動きが見られるため、それは理にかなっていると思う。経済面では、とくにスポンサーシップについては来年はヨーロッパよりもアメリカの方がはるかに可能性があると考えている」
しかし、サンナはCOVID-19のパンデミックが続くなか、ヨーロッパのチームが物流面で困難に直面する可能性を指摘する。
「今日、私たちはあらゆる種類のプログラムについて話し合うことができるが、パンデミックやその他の問題で直面する可能性のおある潜在的なロジスティックな問題も考慮に入れる必要がある」と彼は述べた。
「シナリオはいつでもすぐに変わる可能性がある。私たちは時間をかけ、パンデミックの世界的な状況も踏まえながら今後2~3カ月以内にチームと合意し、プログラムの決定を下す予定だ」
カルダレッリは、FFFが近年デイトナ24時間レースへのエントリーを狙っていたことを明かしたが、最終的には中止されている。
「また、このような困難な時期に長期的なプロジェクトを行うことは難しい」とカルダレッリは言う。「なぜなら論理的に何が起こり得るか分からないからだ」
「我々はつねにランボルギーニと非常に親密な関係にあり、一緒にメーカーのチャンピオンシップに参加してきた。今後数カ月以内に方向性が分かると思うよ」