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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.11.05 17:20
更新日: 2021.11.05 17:42

ドラゴンスピード、LMP1カー『BR1』でのWECハイパーカークラス参戦を検討

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ル・マン/WEC | ドラゴンスピード、LMP1カー『BR1』でのWECハイパーカークラス参戦を検討

 ドラゴンスピードのチーム代表を務めるエルトン・ジュリアンによると、ドラゴンスピードはWEC世界耐久選手権のトップクラスに参戦するため、2022年にノンハイブリッドLMP1カー『BRエンジニアリングBR1・ギブソン』を復活させることを検討しているという。

 現在、オレカ07・ギブソンを用いて同シリーズのLMP2プロ・アマクラスに参戦しているアメリカ国籍のチームは、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)によって2022年末までの期間限定で、ハイブリッドを搭載しないLMP1カーの使用が承認されたことを受け、ダラーラ製のル・マン・プロトタイプカーをハイパーカークラスに投入する可能性がある。

 2022年のハイパーカークラスでは、アルピーヌ・エンデュランス・チームがこの“特別措置”の恩恵を受け、今シーズンに引き続きオレカ製のLMP1カー『アルピーヌA480・ギブソン』での参戦を予定している。

 ドラゴンスピードは2018/19年のWEC“スーパーシーズン”でBR1・ギブソンでのキャンペーンを実施したが、チームがWECとELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、さらにIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の一部レースでLMP2カテゴリーにふたたび焦点を合わせて以来、LMP1カーはアイドル状態が続いている状況だ。

 ジュリアンはSportscar365に対し、「明らかに、LMP2のスペックが変動しさらに減速を強いられると噂されているなかで、我々はLMP1マシンで何かできないかという可能性を検討し続けてきた」と語った。

「しかし、グリッケンハウスやアルピーヌ、そして我々が過去に経験したことを聞いてみて欲しい。その活動に資金を出してくれる人たちは、(勝利の)チャンスを得るために特定のパラメーターを求めてくるんだ」

「我々のクルマ(BR1)は、今コースを走っているものよりも、おそらく1周あたり8秒は速いだろう」

「過去には『私たちを捕まえることはできない』と言われたこともあった。実際にそれは無理だった。今ではル・マン・ハイパーカー(LMH)よりも速いが、それでも(性能調整を受けた後で)競争ができるという保証はない」

「その疑問が解ければ、我々は実際にペンを走らせ、前に進むことができると思う」

■ハイパーカークラス用にデチューンすれば「素晴らしい走り」をするクルマになる


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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