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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.12.10 12:15
更新日: 2021.12.10 12:47

バイコレスのハイパーカーがまもなくロールアウト。現在はギアボックス待ち/WEC

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ル・マン/WEC | バイコレスのハイパーカーがまもなくロールアウト。現在はギアボックス待ち/WEC

 バイコレス・レーシングは2022年のWEC世界耐久選手権に向けたタイトなテストプログラムに備え、来週にも開発中のル・マン・ハイパーカー(LMH)規定車を始動させることを計画している。

 ドイツのグレーディングに拠点を置くバイコレス。このオーストリア国籍のコンストラクターは今秋に予定されていたノンハイブリッド・ハイパーカーのロールアウトをまだ実施していない。

 チームを率いるコリン・コレス博士は、テストカーの内部コンポーネントパーツが最終的に組み上がるのとロールアウトが関連づいているとし、新車の展開が「間近に迫っている」ことを示唆した。

 コレスはSportscar365に対し、イギリスのXトラック社から新しいギアボックスの供給を受ける際に発生した“ブレグジット関連”の税関の遅れが、当初予定していた最初のテストをわずかに遅らせたと語った。

 新しいギアボックスがクルマに取り付けられれば、バイコレスは初めてLMHマシンに火を入れ、ホモロゲーション前のテストプログラムに取り掛かることができるようになる。

 今週火曜日にはバイコレスの開発ドライバーのひとりであるトム・ディルマンが、自身のSNSでシート合わせの様子を公開。ワークショップに置かれたPMCプロジェクトの新型マシンの貴重な写真を提供している。

「ギアボックスは準備ができているが税関で何らかの管理上の問題があった。ギアボックスを取り戻し、新しいものを持ってくる」とコレスは言った。

「これはおそらく今週中には実現し、そのあと火入れを行う予定だ。火入れは来週になるだろう。これが我々の計画だ」

「エンジンに問題はない。ギブソンはレース仕様のエンジン(を完成させること)に取り組んでいる。完全なレーススペックエンジンは来年2月か3月にできあがるだろう。テスト用のエンジンはすでに搭載されている」

「ロールアウトは(地元の)空港で行う予定だったが、いまは地獄のように雪が降っている。完全に吹雪だ」

 コレスは、WECのハイパーカークラスに別の名前で参加する可能性があるレースチームは、2022年のフルシーズンエントリー申請書を提出する予定だが、必要な書類をまだ提出していないことを明かした。

 同氏は、ハイパーカークラスで要求されるように、彼のチームがフルシーズン参加できることを望んでいる。しかし、一方でそれまでにホモロゲーションの準備が整わない場合は3月の開幕戦セブリング1000マイルを欠場することもオプションとして考えている。

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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