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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.05.17 13:30
更新日: 2022.05.19 13:49

バサースト12時間:9年ぶり勝利のメルセデス、IGTC開幕戦を席巻。サンエナジー1が同門対決制す

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ル・マン/WEC | バサースト12時間:9年ぶり勝利のメルセデス、IGTC開幕戦を席巻。サンエナジー1が同門対決制す

 この結果、レース終盤の優勝争いはメルセデスAMG GT3を走らせるサンエナジー1と、エンジン交換のために予選を欠場し、最後尾からのスタートとなっていたメルセデスAMG・チーム・クラフト-バンブー、そして地元チームであるトリプルエイト・レースエンジニアリングの計3チームに絞られることに。

 74号車アウディが脱落した時点で首位に立ったのはサンエナジー1の75号車メルセデス。その30分後、75号車を駆るストルツはクラフト-バンブーの91号車メルセデスをドライブするダニエル・ジュンカデラを17秒リードし、この状況は約45分後のピットストップまで続いた。

 ピットストップ後、ジュンカデラから91号車のステアリングを受け取ったマーロ・エンゲルはヘルコーナーでコースオフを喫するシーンもあったが、徐々に首位75号車に乗り込んだグーノンとのギャップを縮めていく。

 一方、トップ2台から約50秒の後れを取ったトリプルエイトの888号車メルセデスは、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ王者の“SVG”ことシェーン・ヴァン・ギスバーゲンが乗り込むが、追い上げは叶わず3番手のまま。

 75号車と91号車のギャップが約8秒に縮まって迎えた最終スティント。グーノンは同じメルセデスAMGファクトリーのエースに対して一歩も引くことなく、その差を維持してみせる。結果、サンエナジー1・レーシングの75号車メルセデスは8.7秒差で同門対決を制し、メルセデス陣営にとって2013年以来、通算2度目のバサースト12時間総合優勝をもたらした。グーノンはベントレー・チームMスポーツで優勝した2020年に続き2大会連続で栄冠を手にしている。

 メルセデスAMGチーム・クラフト-バンブーの91号車が総合2位、トリプルエイト・レースエジニアリングの888号車メルセデスがトップから1分35秒おくれの総合3位となり、今大会はメルセデスAMG勢がワン・ツー・スリーで表彰台を独占してみせた。

 ペナルティに泣いた74号車アルディは1ラップダウンの総合4位に終わった。総合5位にはウォール・レーシングの6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が入っている。

 全4戦で争われるIGTCの次戦第2戦は7月28~31日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間だ。

2022バサースト12時間レースはメルセデスAMG勢が表彰台を独占する結果となった
2022バサースト12時間レースはメルセデスAMG勢が表彰台を独占する結果となった
2位となったメルセデスAMGチーム・クラフト-バンブーの91号車メルセデスAMG GT3
2位となったメルセデスAMGチーム・クラフト-バンブーの91号車メルセデスAMG GT3
総合5位となったウォール・レーシングの6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3
総合5位となったウォール・レーシングの6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3
優勝したサンエナジー1・レーシングのドライバーたち。(左から)マーティン・コンラッド、ケニー・ハブル、ジュール・グーノン、ルカ・ストルツ
優勝したサンエナジー1・レーシングのドライバーたち。(左から)マーティン・コンラッド、ケニー・ハブル、ジュール・グーノン、ルカ・ストルツ


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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