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投稿日: 2017.04.23 08:25

P.MU/CERUMO・INGING 2017スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿 予選レポート

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スーパーフォーミュラ | P.MU/CERUMO・INGING 2017スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿 予選レポート

2017SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report
第1戦鈴鹿サーキット

◆4月22日(土)予選
#1国本雄資 2位/#2石浦宏明 4位

< 予選 >天候:晴れ|コース状況:ドライ
 2017年の全日本スーパーフォーミュラ選手権開幕戦が鈴鹿サーキットで幕を開けた。予選から昨年にも増して僅差の戦いが展開されるなか、ディフェンディングチャンピオンとして戦うP.MU/CERUMO・INGINGは国本雄資が2位、石浦宏明が4位となり、両者とも優勝を狙えるポジションから明日の決勝へ挑む。

 昨年悲願のシリーズチャンピオンを手にした国本雄資が、チャンピオンナンバー「1」をつけ新しいシーズンに臨む。一昨年の王者、石浦宏明とともに、P.MU/CERUMO・INGINGは盤石の態勢でチーム、ドライバーズのダブルタイトル連覇を目指す。

 21日(金)に行われた1時間の専有走行では、国本が8番手、石浦が9番手と中団にとどまったが、予選を目前に控えた22日(土)のフリー走行では石浦が堂々のトップタイムをマークした。国本は石浦から0.9秒ほどタイムは遅れたが、最終アタック中にコースアウトしたマシンが出たことで、黄旗対応で減速したため。マシンセットアップは上々で、予選に照準を合わせてチームは準備を進めていった。

 公式予選が始まる午後2時の鈴鹿サーキットは、少し雲がかかっているものの温かい日差しに包まれた。気温22度、路面温度は33℃というコンディションでQ1がスタート。P.MU/CERUMO・INGINGの2台は連なってコースに入り、計測2周目で国本が1分37秒618、石浦が1分37秒438というタイムを記録しピットへ戻ってきた。この時点で、石浦は2番手、国本は3番手につけ、2度目のアタックのタイミングを待つことに。残り時間が7分を指したところで、各車が一斉にコースイン。2台も再度コースインし、計測2周目にアタックに挑んだ。ここで国本が1分36秒818、石浦が1分36秒982とそろってタイム更新に成功し、6番手と8番手でQ1突破を果たした。

 午後2時30分にQ2が開始され、7分のセッションで全車が一斉にコースへとなだれ込んでいった。中団の順位でQ1を突破した2台だったが、このQ2では大きくタイムを削り、上位争いに食い込む。まずは石浦が1分36秒241を記録しトップに立つと、続いて国本が1分36秒083を叩き出し逆転トップタイム。チームは1-2体制を築いてQ3進出を決めた。

 Q2同様に7分間のセッションとなったQ3は、残り時間が6分を切ったところで2台はコースイン。国本はトラフィックに絡むこともなく、完全にクリアな状態でアタック開始。2014年にアンドレ・ロッテラー選手が記録した1分36秒996というスーパーフォーミュラのコースレコードを大きく上回る1分35秒997をマークし、タイミングモニターのトップに躍り出た。コースレコード更新でポールポジション獲得なるかと思われたが、その後、シーズンオフのテストから好調ぶりを見せているTOM’Sの中嶋選手が、なんと国本のタイムを100分の9秒上回り逆転。僅差でポールポジションを逃したものの、フロントローグリッドにつけることとなった。

 国本に続いてピットを後にした石浦だが、前に1台のマシンが入り込む形でコースイン。それでもウォームアップラップの間に前後のマシンとの間隔をあけ、万全の状態でアタックに入る。僅差の争いの中で結果はわずかにトップ3には届かなかったが、石浦もコースレコードを上回るベストタイムで4番グリッド獲得となった。

 2台揃ってトップ4に入ったP.MU/CERUMO・INGING。明日の決勝は35周とレース距離は通常より短いが、1回のピットワークが義務付けられており、チーム一丸で優勝を目指す。


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