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投稿日: 2017.07.09 19:00
更新日: 2017.07.09 19:05

スーパーフォーミュラ富士:まさかの連続のサバイバル戦、石浦宏明が逆転で今季初優勝

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ富士:まさかの連続のサバイバル戦、石浦宏明が逆転で今季初優勝

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝レースが7月9日、富士スピードウェイにて開催され、2番手スタートの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が波乱の展開の中、逆転で今季初優勝を遂げた。

 開幕戦の200kmスプリントレース、第2戦の2レース制からうってかわり今大会は250㎞レース、いわば通常どおりのレースフォーマットで争われる(第3戦以降、最終戦鈴鹿以外はすべて250kmレース)。タイヤ交換義務はないものの給油は必要となるレース距離のため、全車ピットイン作業が必要となるが、タイヤ戦略は2輪交換か4輪か、はたまた無交換で走り切るのか、各チームの戦略にも注目が集まった。

 気温34度、路面温度48度と気温は昨日よりさらに上がり、日差しも強くなり、真夏日らしい過酷なコンディションとなった決勝日。スタート3分前の合図とともに国歌吹奏が行われ、14時10分定刻にてポールポジションの国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)を先頭に各車フォーメーションラップへと走り出した。

 各車軽く左右にクルマを揺さぶりながらタイヤのグリップを高め、それぞれのグリッドへと向かう。グリーンフラッグが後方で振られたのち、前方でレッドシグナルが点灯、ブラックアウトと同時に火蓋が切られた。

 スタートはポールポジションの国本が好スタートでホールショットを決めるもチームメイトの石浦は加速で遅れ、石浦はオープニングラップでポジションをふたつ下げ4番手の位置に下がってしまう。石浦をかわして順位を上げたのが2番手の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と3番手の中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)。

 その後方、KONDO RACINGは2台ともスタートで出遅れ山下健太はポジションをふたつ落とし8位、ニック・キャシディは野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とのバトルでフロントウイングを失いダンロップコーナー手前でマシンを止め、早々とレースを終えてしまう。

 12番手スタートのアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)はスタートをうまく決め、1〜2コーナー、コカコーラコーナー、ダンロップコーナーそれぞれでオーバーテイクを決めて、1周目で7番手の位置まで順位を上げた。


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