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投稿日: 2017.09.24 19:02
更新日: 2017.09.26 14:32

相次ぐスタート失敗&燃費走行の乱ペースの中、関口が我慢の優勝/スーパーフォーミュラSUGO

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スーパーフォーミュラ | 相次ぐスタート失敗&燃費走行の乱ペースの中、関口が我慢の優勝/スーパーフォーミュラSUGO

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦SUGOの決勝レースが行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が今季2勝目となる優勝を果たした。

 天候は昨日の厚い曇り空からうってかって残暑の残る日差しの強い晴れ模様に。気温は26度、路面温度は41度と昨日とはまったく別のコンディションに変貌していた。

 シリーズは今回のSUGO大会を含め残り2大会。最終戦の鈴鹿は2レース制のため、250kmレースとしては今年最後のレースとなる。タイヤはミディアムの1スペック制、レース中のタイヤ交換義務はないが無給油で走り切るにはわずかに燃料が足りない距離と言われており、タイヤは無交換、短時間の給油のみの作戦を採るチームがほとんどになると予想されていた。

 いつもと同じように8分間のウォームアップ走行ののち、各車グリッドへ。グリッドウォーク中、2番手の関口のグリッド上ではメカニックがノーズを外し、左フロントのサスペンションアームを外して修復するという緊急事態が起きていた。関口は午前のフリー走行時、ヘアピンコーナーでクラッシュし、フロントを破損していたが、その影響が直前になって見つかったという。

 また、大嶋和也もピットロード出口閉鎖時にグリッドに着かず最後尾からのスタートに。ただ、これはトラブルというよりグリッドに付くまでのガソリンの消費を抑える、無給油作戦の布石と推測された。

 関口のマシンの修復作業はグリッドウォーク退出前にはなんとか終了し、レースには間に合い、14時10分フォーメーションラップがスタート。そして赤ライト点灯〜ブラックアウトで68周のレースが始まった。

 前日の予選でコースレコードを更新する驚速タイムでポールポジションを獲得したニック・キャシディ(KONDO RACING)だが、スタートでは大きく出遅れ5番手まで落ちてしまう。

 その隙を突いた関口がきれいにスタートを決め、先頭を奪う。3番手スタートのピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)も目の前の出遅れたキャシディのマシンをイン側からうまくかわして2番手の位置を獲得した。このほかには5番手スタートの小林可夢偉(KCMG)がスタートを失敗して10番手まで、8番手スタートの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)も大きく順位を落としオープニングラップで12番手、そこさらに翌周、またひとつポジションを落とし13番手の位置まで沈んでいる。


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