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投稿日: 2016.05.28 18:05
更新日: 2016.05.28 18:06

石浦宏明「Q1のアジャストでPPの手応えを得た。雨でも自信はある」

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スーパーフォーミュラ | 石浦宏明「Q1のアジャストでPPの手応えを得た。雨でも自信はある」

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦岡山の予選でトップ3に入った石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、塚越広大(REAL RACING)の3人が、予選の戦いを振り返った。

●石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING):予選ポールポジション
「ヨコハマタイヤになってからは調子が良いのか悪いのかの判断がなかなか難しくて、セッションによってはいい順位だったり、悪かったり、コンディションによってもラップタイムが突然良くなったり、悪くなったりするのでその辺の見極めがすごく難しいです。昨日はタイヤが良かったこともあって比較的調子は良かったですが、そのままの調子で今朝走ったらあまり感触が良くなかった。ただ、ニュータイヤを使わずにクルマのセットに集中して、最後までセット変更をやり続けてフィーリングを確かめました。前回のQ1では不運なイエローフラッグのタイム抹消があったので、今回はそういうことがないように自分でニュータイヤは取っておきたかったんです。Q1では2セットを使いましたが、1セット目のニュータイヤが不発で全然グリップしなくて『これはヤバい』と思いましたが、エンジニアがこれじゃないかという原因にすぐに気づいてくれて少しアジャストしたら、すごくタイムが上がりましたね。そこからはいけるという手応えがありました。Q2でタイム差が縮まったので一瞬心配はしましたが、落ちついてQ3に行ったら、(ポールの位置に)行けました。開幕戦では悔しい思いをしたので、こうやってポールポジションが獲れたので自分としては嬉しいです」

「鈴鹿の決勝も前に誰もいない状態ではいいタイムで走れていましたし、このクルマは前にクルマがいると去年よりも近づきにくいところもあるので、それを考えると一番前からスタートできるのは有利だと思います。明日の天気予報も良くないので、そのタイミングや状況に臨機応変に対応できれば普通に問題なくいけると思っています。雨のテストでもみんなと同じタイヤでトップタイムを出しているので、雨でも自信はあります」

スーパーフォーミュラ第2戦岡山の予選でトップ3に入った石浦宏明、J-P.デ・オリベイラ、塚越広大
スーパーフォーミュラ第2戦岡山の予選でトップ3に入った石浦宏明、J-P.デ・オリベイラ、塚越広大

●ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL):予選2位
「Q2に向けてクルマをうまく改善できたと思います。Q2で1箇所だけ変更を加えたのが良くて、それで結果的にクルマが良くなってこういういい結果が出せました。タイヤに関しては、前戦の鈴鹿で得た情報がここで使えるか分からなかったので、昨日のフリー走行では新しいものを使わず、今日の予選に賭けましたが、それが選択としては良かったです。Q1に関しては良かったですが、Q2では少しミスがありました。ここでチームと対策したことによっていいラップを出せたのは良かったと思いますが、トップの石浦選手を超えることは残念ながらできませんでした」

「明日のレースは、まずいいスタートで前に出てみんなを引き離すのが第一の目標です。天候にもよりますが、タイヤの使い方も鍵になると思います。第1戦ではタイヤ交換なしで済みましたが、戦略としては天候を見ながらタイヤ交換をするかしないか、レースの中で変わっていくと思います。天候と相談しながらのレースになると思いますが、クルマ自体の調子はいいので十分勝つことはできると思っています」

●塚越広大(REAL RACING):予選3位
「開幕戦はいいところで終われたので、もう少し調子が良いと思っていましたが、昨日の走行は17番手くらいとダメで、伊沢(拓也)選手の調子が良かったので悔しい思いをしていました。エンジニアといろいろ話をするなかで、今年は田坂(泰啓)さんになってクルマの方向性についてこっちじゃないか?という導きがあったので、それを信じていったのがいい方向にいきました。タイヤの使い方がみんなけっこうバラバラだったので、正直自分の順位が分かりませんでしたが、最後は少し拮抗したのと、雨が降ってきたことでどこまでいけるかは分かりませんでしたが、タイミング良くアタックが決まって3番手を獲ることができたと思います」

「この会見に来るのも久しぶりなので、どういう風に明日に望むかを考える前に、まずは気持ちを落ち着かせるところから始めたいと思います。せっかくいいポジションに着くことができたので、大事にしたいですし、自分のできる限りのベストを尽くすことができれば必ずいい結果が出ると思っています。ただ、できれば雨は嫌ですね。クラッシュした時も雨だったので。なんとかゴールまで行きたいと思います」


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