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投稿日: 2018.04.22 19:32
更新日: 2018.04.23 05:23

スーパーフォーミュラ:P.MU/CERUMO・INGING 2018年第1戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ:P.MU/CERUMO・INGING 2018年第1戦鈴鹿 レースレポート

2018 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report
第1戦鈴鹿サーキット
◆4月22日(日) 決勝
#1石浦宏明 4位/#2国本雄資 13位
<決勝>天候:晴れ|コース状況:ドライ

 2018年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦は、4月22日(日)に決勝レースが行われ、P.MU/CERUMO・INGINGは石浦宏明が予選から順位を上げ、4位入賞を果たした。一方の国本はスタートでジャンプアップを果たしたものの、13位でレースを終えた。

 前日に続き夏日となった決勝日。フリー走行が始まった午前8時35分の時点で、気温は20℃を超えていた。30分間設けられているこのセッションでは、決勝に向けたロングランチェックを行うマシンがほとんどで、P.MU/CERUMO・INGINGの2台も、石浦がミディアムタイヤ、国本がソフトタイヤでそれぞれセッションを開始。石浦はセッションをほぼ半分に分けてミディアムタイヤとソフトタイヤ両方の連続周回を行った。国本も9周ほどを周回してからミディアムタイヤに履き替えたが、最後に再びソフトタイヤに履き替えてコースイン。2台が別々のプログラムを組んで走行を進め、決勝に向けたデータを集めていった。

 ピットウォークが終了し、SUPER FORMULAのスタート進行が始まったのは午後1時5分。グリッドウォークなどを行っている間にも路面温度は上昇し、気温26℃、路面温度40℃というコンディションで、決勝レースがスタートした。ポールシッターから6番グリッドの石浦まで6台がミディアムタイヤをスタートタイヤにチョイス。中団のグリッドから早めのポジションアップを狙う国本は、ソフトタイヤを選んだが、これを活かしてスタートダッシュに成功。オープニングラップでは石浦も抜いて5番手まで浮上した。

 石浦はソフトタイヤで温まりの早いマシンに先行されて、9番手まで一時順位を下げることに。集団の中で、思うようなペースで走れずレース前半は我慢の走りが続いたが、上位陣がピットに入り前方がクリアになると徐々にペースアップ。レース中盤の28周目からは、4周連続で自己ベストタイムを更新し、32周を終えたところでピットへと向かった。ソフトタイヤに履き替え、給油を済ませてコース復帰し、全車がピット作業を終えたところで、5位まで順位を押し上げることに成功。ピットアウト直後の34周目には1分42秒543の自己ベストタイムを記録し、前車を追い上げていった。38周目には4位にポジションアップ。さらに表彰台獲得を目指し、3番手のマシンを猛追。2秒まで縮めたところで残念ながらチェッカーが振られ、表彰台にはわずかに届かなかったものの、予選順位よりポジションを上げ、4位入賞を果たした。

石浦宏明(P.MU/CERUMO/INGING)
石浦宏明(P.MU/CERUMO/INGING)

 オープニングラップで大きくポジションアップした国本は、3台による4位争いを展開。序盤の10数周は一進一退の攻防が続き、国本は集団の中でも早めの、18周を終えたところでピットへと向かった。すぐ後ろを走っていた中嶋一貴選手と同タイミングでのピットインとなったが、順位変動なくコースへ復帰。残り33周となった後半スティントを、ミディアムタイヤで走り始めることとなった。全体の順位変動が落ち着いたところで、国本は6番手を走行していたが、41周を終えたところで再度ピットイン。最初のピット作業時に十分に給油ができておらず、スプラッシュアンドゴーですぐさまコースへ復帰したが、順位を大きく下げる形となり、最終的に13位完走となった。一喜一憂の結果に終わった鈴鹿ラウンドだったが、次戦は昨年2台揃って上位入賞を果たしたオートポリス。今大会の問題点をクリアして再び2台揃っての表彰台を目指す。


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