■ニック・キャシディ(KONDO RACING)/決勝2位
「11番手スタートだったし、正直自分が期待していた以上の結果だ。金曜日の専有走行から調子が悪くて、土曜日もフィーリングが良くなかった」
「去年(ポールポジションを獲得した時)と同じセットアップを持ち込んできたんだけど、どの方向へ進めばいいか混乱してしまった。ただようやくウォームアップでヒントをみつけることができたんだ」
「63周に渡ってソフトタイヤで走ることになったし、燃料もセーブしながら戦わないといけなかったけど安定して走ることができた」
「今日の戦略は僕が提案したものなんだ。チームからはクレイジーだって言われたけどね(笑)。ソフトタイヤがどれだけもつか分からなかったし、5周目に給油してガソリンが最後までもつかも分からなかった。だから燃費走行していたんだよ」
「セーフティカー導入は不利に働いたかもしれない。それまではクリーンなところで好ペースで走れていたのに、セーフティカーのタイミングでピットインしたドライバーが出てきたから。結果的には2位に入れたから良かったと思ってるけどね」
「セーフティカーのおかげで燃料をセーブできたけど、セーフティカー退出後の1~2周は内圧が上がらずに苦労する場面もあった」
「ただ、最後の5周はレースキャリアでもっともストレスフルな時間だったよ。ずっと『ニックさん、燃料の残りはどれくらい!?』って聞かれ続けたからね(笑)」
「今日は隣にいる山本選手を祝福したい。今シーズン、これまで素晴らしい戦いをしていると思う。彼とスーパーGTで戦わなくちゃいけないのは正直イヤなくらい。でも、そんな彼の横に座れていることを光栄に思うよ」
■中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)/決勝3位
「気持ち的には隣のふたりとおなじですが、展開的にツイていた部分もありましたけど、それもある程度、頭に入れながら戦略を組んでいた面もあるので、それがうまくはまってくれました。SUGOはツキがあるのかなと思います」
「ここまで鈴鹿、オートポリスと苦しい戦いが続いて、予選Q3にこそ進めましたけど、今朝もけっして良い状態ではなく、気持ちよく走れる状況ではないなかで、なんとか表彰台に立つことができたのは重要だと思います。これからシーズンの流れを変えていきたいですね」
「先週のスーパーGT鈴鹿戦が近年まれに見るくらいフラストレーションが溜まるレースだったので、少し流れを変えられたのかなと思います。この流れで今後も頑張っていきたいです」
「自分のポジション的にチャンピオンシップを(見据えて)どうこう言える感じではないので、まずは自分の居場所を上げられるようにしないといけませんね。今のところ、Q3になんとか進んで、というレースばかり続いているので、もう少しレベルを上げていかないとですし、レースペースに関しても同じかなと思います」