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投稿日: 2018.05.28 10:43
更新日: 2018.05.28 10:59

トヨタ スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート

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スーパーフォーミュラ | トヨタ スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート

2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦SUGO
セーフティカー導入による大波乱の展開
ニック・キャシディが戦略奏功の2位。中嶋一貴3位

 スーパーフォーミュラの第3戦がスポーツランドSUGOで行われ、途中に入ったセーフティカーと戦略の違いで順位が大きく入れ替わり、ニック・キャシディ(KONDO RACING)が自身キャリアベストとなる2位フィニッシュ。中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が3位、スーパーフォーミュラの決勝レースとしては実質デビュー戦となるトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が大健闘の4位に入りました。

 スーパーフォーミュラの第3戦が5月26日(土)、27日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われました。

 悪天候のため決勝レースがキャンセルとなってしまった前戦オートポリスからわずか2週間。間にスーパーGTのレースを挟んでの連戦という厳しいスケジュールで迎えた第3戦は、杜の都仙台にほど近い、SUGOのマウンテンサーキット。
 
 高い技術と度胸が要求される難コースSUGOでは、一昨年デビューイヤーながら鮮烈な勝利を飾った関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が昨年も連続勝利。関口の3連勝がなるか、僅差での混戦が続くスーパーフォーミュラで、新たな覇者が生まれるか、そして今季より全戦採用となった2スペックタイヤ、ソフトタイヤでの走行は初めてとなるSUGOでどのようなレースが繰り広げられるか、注目の一戦となりました。

予選

 26日(土)は好天に恵まれ、爽やかな風と暖かな日差しという非常に過ごしやすい陽気の下、気温24度、路面温度41度というコンディションで、午後1時20分にノックアウト方式の予選が開始されました。

 ミディアムタイヤでのアタックが義務づけられているQ1(20分)はまず各車一旦タイムを出してピットへ戻り、タイヤを交換して再アタック。1度目のアタックの時点で、上位16台が0.8秒位内に入るという、相変わらず僅差の争いが予想される幕開けとなりました。

 各車が2度目のアタックに入り、次々にタイムが塗りかえられていくなか、残り1分15秒というところで、今大会スーパーフォーミュラ2戦目の出場となるディルマンが電気系のトラブルから止まってしまい、セッションは赤旗中断。この時点で前戦ポールポジションの平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、昨年のSUGO大会ポールのキャシディらがアタックできておらず、Q2進出圏外に。

 セッションは1発アタックがぎりぎりの、残り2分20秒で再開され、トップタイムの国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)ら上位の数台を除く、当落タイム近辺の車両が再アタックに入りました。

 ここで平川らはタイムを上げQ2進出圏内へ浮上。山下健太(KONDO RACING)が15番手、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が16番手、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が17番手でQ1敗退が確定かと思われましたが、ここで、中断前まで5番手につけており、Q2進出は確実として再アタックしていなかった関口が、黄旗区間で減速しなかったとしてベストラップタイムを抹消。16番手へと順位を落とし、Q2進出を逃すこととなってしまいました。

中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)
中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)


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