先陣を切ってピットインしたナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)は左フロントタイヤがうまく外れず50秒以上のピット作業となり、大きく後退してしまう。その翌周にピットへ向かった塚越広大(REAL RACING)もタイヤ交換に時間を要してしまう。
また、14周目にはピットインしたベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)は、給油ホースを引き抜く際、給油リグの先端部が外れてしまうアクシデントが発生。バゲットは先端部をつけたままコースへ復帰してしまい、翌周にふたたびピットイン。こちらも大きく順位を落としてしまった。
トップ3の争いは野尻が戦列を離れたことで、4番手に後退していた石浦がペースアップ。自己ベストタイムを更新しながら、前を走るロッテラーとの差を大きく削り始める。16周目にはその差が1秒を切るが、もてぎはオーバーテイクが難しいサーキットということもあり、こう着状態が続く。
後方の2台がバトルを展開していることもあり、首位の関口と2番手ロッテラーとの差は、23周目には10秒まで拡大する。1分37秒台~38秒前半のタイムをキープして周回を重ねる関口は、34周を終えてピットイン。チームも素早い作業でミディアムタイヤに交換、5番手でコースへと復帰した。