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投稿日: 2018.08.19 19:09
更新日: 2018.08.19 19:14

今季初優勝の石浦、「パドルシフトにトラブルが出ていた」/スーパーフォーミュラ第5戦決勝トップ3会見

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スーパーフォーミュラ | 今季初優勝の石浦、「パドルシフトにトラブルが出ていた」/スーパーフォーミュラ第5戦決勝トップ3会見

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝レースが8月19日、ツインリンクもてぎで行われた。トップ3に入った3選手、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、ニック・キャシディ(KONDO RACING)、そして優勝チーム監督の立川祐路氏が会見に登場し、レースを振り返った。

■石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)/決勝 優勝

石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

「スタートさえ決めれば、いいペースで逃げられると思っていて、予定どおりスタートは決められました。ただ、オーバーテイクボタンをすぐに押したので、それが切れるタイミングと、松下(信治)選手がオーバーテイクボタンを押したタイミングが重なって、僕の(オーバーテイクボタンの効果)が切れている間に松下選手に使われてしまったんです」

「5コーナーでインを開けたのは自分の判断ミスです。予定外にポジションを下げてしまいました。正直、苦しい展開でしたね。何度か松下選手のタイヤが落ちてきたときに仕掛けようとしましたが、タイヤが一気にヒートするのを感じたので、タイヤを守って勝負する方向に切り替えました」

「そうしたら急激に向こうもペースが落ちてピットに入ったので、そこからは全力で飛ばしました。そのあと、無線で後ろから平川(亮)選手が来てるというのを聞いて。飛ばした後に楽なレースになったらうれしいと思っていたけど、そうはなりませんでしたね」

「でも、監督から『(平川選手と)同じ条件だよ』と教えてもらって、同じ条件なら追い付かれてもなんとかなる自信があったので、そこからは自分のペースで走りました」

「このレースでは、序盤からパドルシフトにトラブルが出ていました。何度かシフトダウンできなかったんです。全力で逃げている最中のバックストレートでシフトアップができず、1分38秒くらいまでペースが落ちてしまいました。『このレースはもう終わりかな』と思ったけれど、奇跡的に動くようになったんです。最後は少しヒヤヒヤしたけど、予定どおり勝ててほっとしています」

「チャンピオンシップの流れを考えても、もてぎは絶対に取らないといけないと思いました。(次戦)岡山でリードしないと、鈴鹿勝負になったとき、山本(尚貴)選手は鈴鹿が速いですからね。そういう流れを考えたとき、このもてぎラウンドが非常に大事だったんです」

■立川祐路(JMS P.MU/CERUMO・INGING)監督

立川祐路監督(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
立川祐路監督(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

「今回は正念場だという思いでレースに臨みました。今日は全体的に見れば、完ぺきなレースだったと思います。ピットインのタイミングなど、何度か難しい選択もありましたけれど、問題がなければ勝てるなと思っていました」

「石浦選手も言っていたとおり、途中、バックストレートで失速しました。ギヤが入らないという無線も入っていたし、モニター上でもそれを確認しました。『今日はもう運がなかったかな』とヒヤッとしましたが、最後まで持ってくれた。不安はそれだけでしたね」


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