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投稿日: 2018.12.06 09:11
更新日: 2018.12.06 09:12

初日総合6番手で貫禄のアレックス・パロウ。他ルーキー海外勢が語るスーパーフォーミュラ初ドライブ

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スーパーフォーミュラ | 初日総合6番手で貫禄のアレックス・パロウ。他ルーキー海外勢が語るスーパーフォーミュラ初ドライブ

 スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト初日、1年ぶりのテスト参加となった2017年全日本F3選手権シリーズ3位のアレックス・パロウは、1年前と同じTCS NAKAJIMA RACING 64号車をドライブし、ベストタイム順位6番手、常にタイミングモニターの上位につける好パフォーマンスを見せた。

 約1年前のスーパーフォーミュラ鈴鹿テストでも印象的な走りを披露したパロウ。しかし実戦シート獲得はならず、2018年はヨーロピアンF3を主戦場とした。そして今回、再び鈴鹿サーキットをTCS NAKAJIMA RACINGのSF14・ホンダで疾駆することに。

 午前、午後とも常にタイミングモニターの上位に位置し続けるなど、1年前のインパクトを再現するかのような健闘を演じたパロウは走行後、次のように語っている。

「久々に日本に“カムバック”できて、とても嬉しい。初日は午前中から自分でもいいパフォーマンスを発揮できたと思う。ただ、自分をもっと適応させる必要も感じていた。午後はそれもできたと思うんだけど、タイム(順位)的には赤旗の影響を受けてしまった(6番手)。もっと良くできたと思うので、そこは悔しい」

「基本的にマシンの仕上がりは良かった。朝はほとんどタッチせずに、自分自身が慣れることを優先した感じだったね。午後はセットアップを変えていって、そこにリアクションしていくことも試した。いろいろと勉強できたと思う」

 パロウは「昨年とのフィーリングの違いはほとんど感じていない」と語る。ただ、「シーズン中はF3に乗っていて、こうして急にスーパーフォーミュラのようなマシンに乗ると馬力がずいぶんと違うからね、そこにはやはり感動しているよ(笑)」とも。

 注目の来季2019年については、「スーパーフォーミュラに参戦できればナイスだし、僕にとっての『あるべきステップ』はここだと思っている。僕の心の中では決めている、スーパーフォーミュラが一番(参戦したいシリーズ)だ」とパロウ。「でも、まだ何も決まってはいない。今夜にでも、さっそく中嶋(悟)さんと話をしたいと思っているよ」と、やはり笑顔で強い参戦意欲を示していた。

 既に日本でシーズンを過ごした経験もあるパロウはコースもひと通り熟知しているドライバーであり、即戦力の期待も高い。このオフ、日本馴染みの実力派パロウがスーパーフォーミュラのシート争いにおける台風の目になる可能性は充分ありそうだ。

 また、ルーキードライバーとして今回がSF14初ドライブの海外ドライバー3人が走行後にインプレッションを語った。日本での知名度はまだあまり高くないドライバーたちだが、ピエール・ガスリーと親しいドライバーも含まれている。

■「実は昨日、ピエール(ガスリー)から電話があったみたいなんだ」


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