スーパーフォーミュラニュース

2018.12.07

天才すぎるニューウェイ、自由な行動でB-Maxに介入。気になるF1新車開発には「ホンダとの関係に自信があるよ」


2018年スーパーフォーミュラ鈴鹿エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト

 スーパーフォーミュラのシーズン最後のテスト、鈴鹿エンジンメーカー・ルーキーテストが行われた12月5日の昼頃に突如、サーキットに姿を現したレッドブルF1のチーフテクニカルオフィサー“空力の天才”エイドリアン・ニューウェイ。息子のハリソンがこのテストでスーパーフォーミュラを初ドライブするため緊急来日したようだが、サーキットに到着してからの行動があまりにも天才すぎて、チーム側、そしてメディアの話題となった。

 サーキットに到着するやいなや、約1時間半に渡ってB-Max Racing Teamのマシンをつぶさに観察し、右手に握りしめたメモ用紙に何度も書き込むニューウェイ。実際のマシン開発でもCAD(コンピューター・エイド・デザイン)全盛の今、デジタルが発達した現在でも未だに紙とペンで図面を引くという逸話そのままに、紙とペンを常に離さず、見てはメモし、観察しては書き込む姿が印象的だった。

2018年スーパーフォーミュラ鈴鹿エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト エイドリアン・ニューウェイ
SF14のエンジン周り、リヤに特に興味を持った様子のニューウェイ

 セッションが始まってからは、チームのヘッドセットを装着すると、サインガードへ。どうやら無線で何か指示を出し始めていたようで、後にチームから聞くところによると、セットアップなどについて意見を述べていたという。

 そして、その後もニューウェイの自由な行動は収まらない。セッションが終わった後はチームのミーティングに突然参加して、空力面だけでなく車体のセットアップやチーム運営についても意見を述べたようで、息子のハリソンが先にホテルに戻るなか、夜の10時近くまで走行データを解析してチームにアドバイスをしていたという。

 その日の朝に来日したばかりにも関わらず、ニューウェイは異国の地で息子と家族のひとときを過ごすことよりもデータ解析を優先。B-Maxのチームスタッフはその情熱と仕事への一途な姿に驚嘆したという。いや、仕事というよりも、今回のニューウェイ来日は仕事ではなく息子の応援というプライベートでの訪問だったはずだが……。その大きすぎるパッションの源はモータースポーツへの愛なのか、それとも息子への愛なのか、気になるところだ。

 もしかしたら現在のシステマチックなF1で仕事の範囲が限られ、そしてファクトリーで開発に明け暮れる日々を過ごしているニューウェイにとって、日本のスーパーフォーミュラにモータースポーツの原点回帰的な昔ながらの雰囲気を感じ、プライベートでの訪問にも関わらずなにかのスイッチが入ってしまったのかもしれない。

 そんな、誰もが驚く精力的な行動をするニューウェイに、スーパーフォーミュラの印象、そしてもちろん、気になるレッドブル・ホンダの2019年ニューマシンの進捗状況について聞いた。

「まず、このクルマはとても速いよね。コーナリングは、F1とほぼ同じということで、とても印象的だ。それにこのカテゴリーもいいシリーズだと聞いている。多くのヨーロッパのドライバーが、自分を磨くのに適したカテゴリーだと認識しているし、私も今回、日本に来ることができて満足しているよ」と、まずはスーパーフォーミュラの好印象を語るニューウェイ。

「もちろん、このカテゴリーのことは知っていたし、レースがあるたびに情報は得ていた。それに、息子がニック・キャシディと友人だから、彼からもいろいろな話を聞いている。FIA F2と同様にとてもいい環境だし、息子にとっても、いい機会だと思う」

「F1直下のカテゴリーとしては、この選手権はトップに位置する選手権のひとつだと思う。(まだ来年のことは決まっていないけど)息子のハリソンも、来年、もちろんこのカテゴリーで走りたいと望んでいるし、ものすごく期待しているよ」とニューウェイは続ける。

2018年スーパーフォーミュラ鈴鹿エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト
トレードマークでもあるメモ用紙とペンを離さず意見を述べるニューウェイ

■スーパーフォーミュラのマシンについてのニューウェイの視点


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