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投稿日: 2015.04.20 12:08
更新日: 2016.09.14 12:11

見えなかった“らしさ”。可夢偉、初戦は「悲惨」

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スーパーフォーミュラ | 見えなかった“らしさ”。可夢偉、初戦は「悲惨」

「悲惨ですね」

 スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿の決勝を終えた小林可夢偉による、自身のレース総括だ。予選ではサスペンションにトラブルを抱え、まさかのQ2敗退となった可夢偉。10番手からの追い上げを期した19日の決勝レースも、スタートから歯車の噛み合わない展開が続くこととなった。

「予選から流れが悪くなって、スタートはまさかあんなことになるとは思っていなかった。『なぜ自分の前だけ?』と思いましたね」

 決勝のスタートは良好に動き出した可夢偉だったが、目の前の8番グリッドにつけていた国本がエンジンストールし、それを避けようとして自らもアンチストールが作動。オープニングラップでふたつ順位を落とし、12番手となる。その後、当初の計画通り9周目を終えたところでライバルに先駆けてタイヤ交換と給油を行い、前方がクリーンな状況で最後まで走り切る作戦を採用。終盤は11番手につけ、最終周で前方の2台がストップしたため、最後は9位でチェッカーを受けた。

「鈴鹿で、あの(スタート)ポジションであんな事が起こってしまうとかなり厳しい。タイム的にも僅差のレースなので、そう簡単には上がれないですね。初めてのレースで、周りの駆け引きやタイヤのもち方も分からない部分もあり、(色々なことが起こるのは)ある意味想定内ですけど、想定外のことばかり起きて悲惨だった」

 そう可夢偉が振り返る今回のレースだが、見ているファンにとっても当然、物足りない一戦となった。もちろん、物理的な時間不足によるエンジンやタイヤも含めたSF14のパッケージの習熟など不利な状況もあったが、リザルトだけでなく、レース内容的にも“可夢偉らしい”シーンを見ることができなかったからだ。


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