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投稿日: 2019.04.20 19:07
更新日: 2019.04.20 21:32

牧野任祐が衝撃のデビュー戦ポール。ナカジマレーシングが9年ぶりの最上位グリッド獲得【スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿予選】

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スーパーフォーミュラ | 牧野任祐が衝撃のデビュー戦ポール。ナカジマレーシングが9年ぶりの最上位グリッド獲得【スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿予選】

 新型車両SF19のデビュー戦となる全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦鈴鹿の予選が行われ、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)がデビュー戦でポールポジションを獲得するという偉業を達成。2番手にはチームメイトのアレックス・パロウが並び、TCS NAKAJIMA RACINGがフロントロウを独占。3番手は山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とホンダ勢が上位を占める展開となった。

■Q1:赤旗3回の波乱スタート。坪井らルーキー5名が敗退

 鈴鹿サーキットは好天に恵まれ、気温20度、路面温度25度というドライコンディションのなかで予選セッションがスタート。ところが、いきなりアクシデントに見舞われてしまう。開始5分を迎えようかという頃、ルーキーの坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が1コーナーの先でスピンを喫して、そのままグラベルを横切ってタイヤバリアに進行方向と逆向きに横からクラッシュ。これによりQ1は開始早々に赤旗中断に。幸いにも坪井は自力でマシンを降りることができている。

 7分ほどの中断を経て予選Q1セッションが再開。しかし今度は、デグナーのふたつ目の進入ででアーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がコースアウトして正面からタイヤバリアに突っ込んでしまい、早くも2度目のセッション中断となった。車両回収を行い、7分半の中断ののちにQ1が再開された。

 この時点で残り10分を切っているが、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)やニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)らのようにセッション再開とともにコースへ出ていくマシンと、コースインを遅らせるマシンとで戦略が別れた。残り7分を切ると多くのマシンがコースへ出て行き、ミディアムタイヤでのアタックへ向かった。

 ところが、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)がスプーンカーブの出口で縁石に乗ってしまったか、ハーフスピン状態に陥り、イン巻き状態でコース外からライン上に戻って来る。そこで後続でコーナーのイン側を走行していた中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がタイヤスモークを上げてブレーキングするも間に合わず、横向きになったニューウェイのマシン先端に突っ込む形となってしまった。中嶋のマシンからはフロントウイングが脱落してパーツが飛び散り、ニューウェイもグラベルでストップ。残り時間5分14秒のところで、このセッション3度目の赤旗が出されることになった。

 その後、ピットレーンにはほぼ全車が並んで走行再開を待ち、14分半ほどの中断を挟んでセッションが再開。計測1周目にタイムを出したドライバーと、2周目にアタックを行ったドライバーとでタイミングが別れたものの、あまりタイムは伸びず。このQ1では坪井、マルケロフ、ニューウェイ、中嶋に加え、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、トリスタン・シャルパンティエ(REAL RACING)、ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)が敗退となった。

■Q2:有力ドライバーたちが次々と脱落し、ナカジマレーシングが上位を独占。パロウがトップ通過


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