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投稿日: 2019.05.20 14:05

JMS P.MU/CERUMO・INGING 2019スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス 決勝レポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU/CERUMO・INGING 2019スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス 決勝レポート

第2戦オートポリス

5月19日(日)<予選・決勝> 天候:雨のち晴れ コース状況:ウエット、ドライ

#38 石浦宏明 9位/#39 坪井翔 12位

 2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦公式予選、決勝(54周)がオートポリス(大分県日田市)で開催された。昨日の予選のキャンセルにより、ワンデー開催のスケジュールとなった今大会だが、今日になっても天候は思いのほか、回復せず。降雨と強風の中、まず公式予選から始まった。

 8時45分にセッションがスタート。40分間の公式予選となった。ヘビーウエットのコンディションで、視界不良。スピンするクルマが今日も相次いだ。開始6分10秒、39号車トップ、38号車4番手のタイムを出したところで、他車2台がアクシデントに見舞われ赤旗が呈示された。

 セッションを再開するも、再開4分40秒で再び赤旗。5分後に再開するも、開始3分20秒で赤旗と、3度の赤旗が呈示され、誰もが満足の行くアタックが出来なかった。

 そんな状況の中、かろうじてマークしたタイムで、38号車石浦は予選6番手。39号車坪井は、2番手と見事にフロントロウを獲得した。ウエットに自信を持っていただけに、石浦にとって赤旗のタイミングなど、残念な予選であった。

石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

 迎えた決勝。13時15分からのウォームアップ走行が始まると、青空も見え始め路面も徐々に乾き、ドライコンディションでレースが行える状況となった。グリッドについたクルマが装着していたタイヤは、38号車はミディアム、39号車はソフト。38号車石浦は、スタートして1周でミディアムからソフトに履き替え追い上げる作戦。坪井は、フロントロウから逃げ切る作戦を取った。

 オンタイムで決勝(54周)がスタートすると、オープニングラップを終え38号車はピットに向かった。その際に、15号車がコースオフしセーフティカーが導入された。そのタイミングで、想定外ではあったが、39号車もピットに向かった。

38号車は、ソフトタイヤに履き替え4番手、39号車はミディアムタイヤに履き替え5番手でコース復帰。そのピットアウトした際に、エンジンストールして止まったクルマが、ピットロードに押されて戻っている状況に遭遇。ピットアウトで時間をロスしてしまった。

 その後、周回を重ねるも上位3番手までのクルマは、ピットに入らず、実質トップの38号車。ここまでは、作戦は完璧であった。しかし、タイヤがグリップしなくなり、目視でもフロントタイヤにささくれの症状が出ていることが見て取れた。

 チェッカーを受けるべく、石浦はタイヤ温存の走りに徹した。そんな厳しい状況下で、23周目、1号車にパスされ5番手にダウン。この1号車は、既にピット作業を終わらせている為、この時点で実質トップを譲ることとなった。


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