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投稿日: 2016.10.30 16:58
更新日: 2016.10.30 21:00

スーパーフォーミュラ鈴鹿:レース2はバンドーンV。6位の国本が初のチャンピオン獲得!

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ鈴鹿:レース2はバンドーンV。6位の国本が初のチャンピオン獲得!

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第15回JAF鈴鹿グランプリは10月30日、鈴鹿サーキットで35周のレース2が行われ、セーフティカーが2回出動する波乱のレースのなか、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が優勝。6位に入った国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が2016年のスーパーフォーミュラドライバーズチャンピオンを獲得した。

 国本がシーズン2勝目を挙げた午前のレース1終了から約4時間。レース2は距離も19周から35周に伸び、タイヤ交換が義務づけられる。太陽もわずかに西に傾きかけた午後2時45分、今シーズン最後のレースがスタートした。

■バンドーンがホールショット。レースは2種類の戦略に

 ホールショットを奪ったのは、イン側2番グリッド発進のバンドーン。ポールシッターの石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING)は2番手に続くが、タイトルがかかる国本はわずかに遅れ、VANTELIN TEAM TOM’Sの2台にかわされ6番手まで後退することになった。

 オープニングラップを終えるとバンドーンを先頭に石浦、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)がトップ3を形成する。

 一方で、混雑をさけレース序盤にピットイン義務をこなすマシンたちが1周目から現れる。スタートでポジションを上げた中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、さらに中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)ら5台は1周目でのピットインを選択し、翌周には関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)らがピットイン。関口はピット作業で時間がかかり、可夢偉がこれを逆転している。

 3周目にはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がピットイン。無給油作戦で一貴の前でコース復帰に成功すると、コールドタイヤながら一貴を抑えこみ、ピット作業が済んだマシンの中でトップに立つことに成功する。この時点で、暫定トップを走るバンドーンとオリベイラとは48秒の差が開いていたが、このレースはピットインが義務づけ。上位を走るマシンたちがいつピットインをこなし、そして義務をこなしたグループとどんな位置関係になるのか注目が集まった。

 コース上に残った上位3台のなかで、いち早くピットに入ったのはロッテラーだった。12周を終えてピットに入ると、11.6秒の作業時間でオリベイラの前でコースに復帰。16周目にはトップ2台が同時にピットに入り、順位は変わらぬまま序盤の貯金を活かし、ロッテラーの前でコース復帰に成功している。

 この時点でいまだにピットに入らず、暫定トップに立っていたのはランキング首位の国本。ここからペースを上げ、自己ベストタイムを連続で塗り変えると、23周目に入ったあたりでチームもピットインの準備にかかった。

スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿・レース2のスタート
スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿・レース2のスタート
2番手スタートからホールショットを決め逃げるストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2番手スタートからホールショットを決め逃げるストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)


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