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投稿日: 2021.10.31 01:01
更新日: 2021.10.31 09:44

P.MU/CERUMO・INGING 2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 予選レポート

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スーパーフォーミュラ | P.MU/CERUMO・INGING 2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 予選レポート

2021 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report

第7戦鈴鹿サーキット
10月30日(土)<予選>
天候:晴れ
コース状況:ドライ
#38 坪井翔:15位
#39 阪口晴南:12位

 2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ最終戦となる第7戦公式予選が、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)にて開催された。チームは、木曜日から設営を始め金曜日は、夕方早めに準備も終え、今日の予選に備えた。秋晴れの空が広がる今日のサーキットは、絶好のドライコンディション。今シーズンドライで結果がなかなか出せていない中で様々なトライをし臨んだが、2台とも後方グリッドという苦しい予選となった。

 第6戦終了時点でのドライバーズランキングは、坪井14位、阪口4位。阪口は、今シーズンからレギュラー参戦だが、こつこつポイントを重ね、2度の2位表彰台獲得でルーキーの中で現在ランキングトップの35.5ポイント。2位の前戦もてぎの覇者大津選手が33.5ポイントと僅差。一生に一度しかないルーキーオブザイヤーのかかるラウンドでもある。

 朝の練習走行は、前戦のもてぎラウンドがドライで調子が良く、また今季2戦目の鈴鹿ということもあり、さまざまなコンディションを想定したうえでクルマのセッティングを決め持ち込んだが、今回の鈴鹿ではその感触とは裏腹になかなか良い方向性が見いだせず苦しい展開となった。諦めず調整を施し、試しながら走行を続けるが、手応えを得られないまま予選を迎えることとなった。

 今回の予選方式もコース上での混雑を避け2グループに分けられ、阪口がA、坪井がBグループとなった。

 13時50分、10分間の公式予選Q1 Aグループが9台でスタートした。阪口は、ユーズドタイヤでウォームアップ。ピットに戻りニュータイヤを履き残り時間を確認しコースイン。1分38秒205でAグループ6番手となりQ1を通過した。

 5分のインターバルをおき、14時05分、Q1Bグループ10台がスタート。坪井も阪口同様にユーズドタイヤでチェック走行を行い、ニュータイヤへ履き替えアタックに出るタイミングを計った。1分38秒321のタイムでBグループ8番手となり、今季初めてQ2への進出を逃した。

 14時25分、Q2Aグループがスタートした。阪口はニュータイヤを装着し、7分間のセッション残り4分半でコースイン。ミスなくアタックできたものの1分38秒023でAグループ6番手となり、惜しくもQ3進出はならなかった。

 今回の予選のポジションは、今シーズンの課題でもある「ドライコンディションでの速さ」が朝の練習走行の中で改善できず臨んだ結果である。しかしこの苦しい状況の中から課題と改善点を探し出し、決勝を少しでも良い状態で挑めるよう最善を尽くしたい。

 明日の決勝は、午後2時スタート。30周、または最長70分間のタイムレースとなる。鈴鹿は追い抜きが難しいサーキットではあるが、一つでも上の順位を求めて最後まであきらめず走り、来季の飛躍に繋がるレースとしたい。

 なお、決勝のスタートタイヤは、安全性を考慮し全チームに新品タイヤが供給されることが公式通知で発表になっている。

2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

■コメント
ドライバー/#38 坪井翔

「前戦もてぎのドライで良い方向にいったと思っていたので、その感触の良さを活かしたつもりでしたが、今回は良い方向に向かず答えが見つからない状況です。朝から正直今回はQ1が厳しいかなと思っていました。セットを変えたりデータを集めるためにも色々してみましたが、自分が求めているものにはならず根本的な解決には至りませんでした。予選時の最後のアタックの時に引っかかってしまい満足なアタックでもできずで、結果には繋がりませんでした。今季、Q3には進めなかったもののQ1は全て通過して来ていました。速さが全くなくチームとしても試行錯誤していますが、明日は最後ですので、出来うることを全てやって少しでも追い上げたいです」

2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

ドライバー/#39 阪口晴南

「朝の走行は、第2戦の鈴鹿ラウンドとは違うコンディションなので、いろいろ試していました。良いところも悪いところももちろんあるのですが、きっとその探っているものを早く見つけたであろうチームが前に行き、われわれは対処が出来ていないままで予選に臨んだのでそれが予選結果に響いていると思います。ドライの予選はここ数戦なかったので、今日の結果は現実を突きつけられている感じがしますね。何か対処を考えなくては、決勝でのビッグステップはありません。既にエンジニアと明日のことは話していますので、現状を少しでも打破できるよう頑張ります」

2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)

立川祐路監督

「今日は、朝の走行の時から今一つ速さがなく、予選もチカラがたりませんでした。2台とも後方に沈んでしまいましたが、明日なんとか挽回をしたいと思います。天気予報は、まだ微妙なようですが何ごとも味方につけて頑張りたいと思います」

2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 立川祐路監督(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 立川祐路監督(P.MU/CERUMO・INGING)


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