2月2日にトヨタが、13日にホンダがモータースポーツ活動の体制発表会を行ったことで、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017年のドライバーラインアップがほぼ固まってきた。残る空席のひとつも、間もなく埋まりそうだ。
日本最速のフォーミュラカーレースにして、近年はF1関係者をはじめ国内外から熱い視線を集めるスーパーフォーミュラ。2016年から19台という台数は変わらないものの、今年も非常にハイレベルなドライバーたちが集った。
ドライバーラインアップは現在SUNOCO TEAM LEMANSの7号車をのぞき18名のドライバーが決定しているが、注目は2015年の石浦宏明、16年の国本雄資と、2年連続でチャンピオンを輩出したP.MU/CERUMO・INGINGをどのチームが止めるかだろう。2016年で言えば、ルーキーらしからぬ活躍をみせた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、そして今年もアンドレ・ロッテラーと中嶋一貴という強力なふたりを揃えたVANTELIN TEAM TOM’Sが“候補”として挙げられるだろう。
また、新たな型式名のエンジン『HR-417E』を投入するホンダ勢の逆襲も注目だ。2016年まではコース特性によってはホンダ優勢となるレースもあったものの、シーズンを通してみるとトヨタRI4Aエンジン勢に分があったのは、ランキングが証明してしまっている。ホンダ勢がタイトル争いに絡めば、よりシリーズは盛り上がるのは間違いなく、ホンダ陣営もタイトル獲得を至上命題としている。