11月4~5日にモビリティリゾートもてぎで開催されたスーパーGT第8戦。2023年5月に今季限りでGT500クラスへのタイヤ供給の休止を発表したミシュランタイヤにとっては、GT500クラスのラストレースでもあった。タイヤを供給する3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)とともに逆転チャンピオンを懸けて戦った最終戦は、決勝レースまでの全セッションでトップタイムを記録するなど躍動したが、決勝ではミシュランが大得意としていた雨に翻弄されスピンを喫し、有終の美を飾ることは叶わなかった。
そんな第8戦レース直後、ミシュランで長年スーパーGTタイヤの開発を担当してきた小田島広明モータースポーツダイレクターに、今回のレースの感想やGT500クラスでのタイヤ開発の総評を聞いた。