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スーパーGT ニュース

投稿日: 2024.04.14 22:29
更新日: 2024.04.17 20:46

TOYOTA GAZOO Racing 2024スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2024スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

スーパーGT第1戦岡山
OKAYAMA GT 300km RACE

坪井/山下組GRスープラがポール・トゥ・ウィン!
関口/中山組が2位に入り、GRスープラがワン・ツー・フィニッシュ
GT300では堤/平良組GR86が優勝

 スーパーGTの第1戦が岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした坪井翔/山下健太組 au TOM’S GR Supra 36号車が後続を大きく引き離して優勝を果たしました。2番手スタートの関口雄飛/中山雄一組 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が後続の猛追を凌ぎ切り2位に入り、GRスープラはワン・ツー・フィニッシュ。GT300クラスでは2番手スタートの堤優威/平良響組 muta Racing GR86 GT 2号車が逆転勝利を飾りました。

 2024年シーズンのスーパーGTの第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』が4月13日(土)、14日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。日本で最高の人気を誇るレースシリーズであるスーパーGTは、1994年の全日本GT選手権(JGTC)としてスタートしてから、今年で30周年を迎えました。今シーズンもTOYOTA GAZOO Racing(TGR)はGT500、GT300両クラスに参戦する各チームと連携し、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを目指していきます。

 昨年はGT500、GT300クラス共にGRスープラがドライバー、チームの両チャンピオンを獲得し完全制覇を成し遂げました。今季も全8戦で開催されるスーパーGTに、TGR勢はGT500クラスに6台のGRスープラ、GT300クラスには3台のGRスープラ、3台のGR86、そしてLEXUS RC F GT3が2台、LEXUS LC500hが参戦し、タイトル連覇を目指します。

 GT500クラスでは、WedsSport ADVAN GR Supra 19号車、Deloitte TOM’S GR Supra 37号車、39号車は昨年と同様のドライバー体制。一方で、昨年チャンピオンカーである36号車は、TGR WECチャレンジプログラムで海外挑戦となった宮田莉朋に代わり、2019年のチャンピオンである山下が14号車から移り、坪井とチャンピオンドライバー同士のコンビで参戦します。ENEOS X PRIME GR Supra 14号車は、新加入の福住仁嶺が大嶋和也と組み、KeePer CERUMO GR Supra 38号車は、昨年限りでGTドライバーを引退した立川祐路に代わり、こちらも新加入の大湯都史樹が石浦宏明と組んで参戦となります。

 例年どおり開幕戦の舞台となった岡山国際サーキットは、この週末好天に恵まれ、初夏のような暑さのなかで、開幕を待ち望んだモータースポーツファンの皆さまが集結しました。イベント広場にはTGRブースが開設され、ドライバーや監督のトークショーが行われ、多くのファンの皆さまで盛り上がったほか、自由にデザインした乗り物をスキャンしてモニター内でレースを楽しむ「おえかき3Dレーシング」などのコンテンツがお子様連れのお客様の人気を集めていました。

■予選

 今季のスーパーGTの予選は、これまでのノックアウト方式でなく、異なるドライバーでQ1、Q2の予選を走行し、両セッションでのベストタイムの合算で決勝レースのスターティンググリッドを決定する方式へと変更されました。また、この2回の予選及び決勝のスタートを同一セットのタイヤで走行しなくてはならない規則となり、タイヤの使い方などを含めて新たな予選に注目が集まりました。

 13日(土)、気温27度、路面温度36度と暑さをも感じさせるほどの好天の下、午後2時より予選が行われました。GT500クラスのQ1では、朝の練習走行から好調さを見せていた36号車の山下が早めのアタックで好タイムをマークするも、GRスープラでの初予選アタックとなる38号車大湯、14号車福住が塗り替えて、このセッション2、3番手に。やはり好調さを見せている39号車の中山が4番手、山下は5番手となりました。笹原右京がアタックした37号車が8番手、国本雄資の19号車は14番手となりました。

 Q2では、39号車の関口雄飛が1分17秒台に入れる好走を見せ、合算でトップに立ったかと思われましたが、最後の最後に36号車の坪井が、Q1の山下のタイムを上回るタイムを叩き出して逆転。新方式となった予選での初ポールを坪井/山下組36号車が獲得。関口/中山組39号車が2番手に入り、GRスープラが最前列グリッドを占めることとなりました。

 38号車の石浦、14号車の大嶋もベテランらしい速さを見せて4、5番手。37号車はジュリアーノ・アレジがアタックし11番手。阪口晴南がアタックした19号車は14番手となりました。

 GT300クラスは台数が多いため、2組に分けてQ1を実施し、それぞれの上位8台がQ2のグループ1、それ以外がグループ2でアタックし、ふたりの合算でグリッドを決定します。

 昨年、惜しくもランキング2位に終わった2号車は、Q1で平良がトップタイムをマーク。Q2の堤も好走を見せましたが、0.067秒及ばず2番手グリッドに。ベテランコンビのK-tunes RC F GT3 96号車が4番手。チャンピオンカーであるGreen Brave GR Supra GT 52号車が8番手につけました。

TOYOTA GAZOO Racing 2024スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
2024スーパーGT第1戦岡山 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

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