公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で、決勝は約2時間の300kmで争われ、ピットストップは1回。ウェイトハンディは現獲得ポイントの倍の数値となる30kgを搭載する。
ここで巻き返し以後のシリーズを有利にしていくためにも、最大得点を稼いで流れを掴んで現ランキング上位に食らいついていきたいところ。
4月に当地で行われたタイヤメーカーテストでは各車拮抗したタイムに。このテストには指定車両のみで、参加できなかったDENSO KOBELCO SARD LC500ではあるが準備は万端。
だがライバル勢は力をつけてきており、ホンダ勢はベースのウェイト条件が緩和され各車-15kgに。オートポリスを得意とする日産勢も巻き返しを見せており、予選から激戦必至と予断を許さない。
ランキング上位3台は燃料リストリクター値が絞られており、実力をしっかり出し切れば予選上位も射程圏内のオートポリス。コースは抜くポイントが限られているため、開幕の2戦を見てもインラップ~ピット作業~アトラップを最速でこなすことが必須条件。
序盤戦のヤマ場といえる重要な一戦であり、チーム一丸となって一意専心に勝利を目指していった。
20日(土)午前中の公式練習走行は、快晴となり気温16度/路面温度23度と清々しいコンディションのなか、9時から混走セッションが開始。
ヘイキがまずはソフト系のタイヤを装着してコースイン。6周目にまずは1分37秒055の5番手タイム。若干思うようなフィーリングにならず調整してふたたびコースインして周回を重ねた。
続いて16周目からハード系のタイヤを装着してフィーリングを確認。セットを微調整をした後に21周目からは平手が両方のタイヤのフィーリングを確認した。今回は暑いコンデションともあってハード系タイヤの方が全体的なフィーリングが良い感触となった。
トータル32周にわたって混走セッションでタイヤのフィーリングをチェック。その後、10分間のGT500単独セッションでは、ソフト系タイヤで平手がアタックシミュレーションを行い、3周目に1分35秒339の2番手タイムと速さを見せた。
サーキットサファリでは燃料を積んだ状態でのクルマのバランスチェックとピットワークシミュレーションを行い、12周走行してQ1への準備を無事に整えた。