スーパーGTの鈴鹿公式テストは6月30日、1日目午後の走行が行われ、MOTUL AUTECH GT-Rがベストタイムをマーク。KEIHIN NSX-GT、ZENT CERUMO LC500と続いた。GT300クラスではB-MAX NDDP GT-Rが最速となった。
途中非常に強い雨に見舞われた午前のセッション終了後、鈴鹿サーキットは雨も上がり路面は少しずつ乾きはじめていた。ただ、13時30分からの午後のセッションの走り出しはまだ路面はウエット。午前のベストタイムに近い1分58秒台程度からスタートしていった。
しばらくコンディションを見ながら各チームがアウト〜インを繰り返していくが、午後は3時間10分という走行時間もあり、ロングランが中心のメニューに。開始から1時間近くなってくると路面も乾きはじめ、ジェームス・ロシター駆るau TOM’S LC500が1分51秒445と、スリックを履いたかそれまでを大きく上回るタイムをマーク。その後各車もスリックを履き、1分51秒から49秒台前後まで大きくタイムアップした。
セッション後半に向けて大きくタイムを刻んできたのは、ロニー・クインタレッリ駆るMOTUL AUTECH GT-R。6月6〜7日に開催されたメーカーテストでも好タイムをマークしていただけに、好調ぶりを披露している。一方、同じGT-R勢のカルソニックIMPUL GT-Rは、午前中の接触が影響したか、開始から1時間半ほどは走行できずにいた。
走行はその後、16時04分にデグナーでHitotsuyama Audi R8 LMSを駆るリチャード・ライアンがコースアウトしたため、一度赤旗中断。その後16時12分に再開され、16時20分からはGT500/GT300の専有走行の時間に突入した。GT300クラスでは、専有走行で全体ベストは更新されなかったものの、GULF NAC PORSCHE 911を駆るジョノ・レスターがタイムを上げクラス3番手に食い込んだほか、TAISAN SARD R8 FUKUSHIMAに初めて乗り込んだ元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンがタイムアップし、10番手となった。